・パイレーツ・オブ・カリビアン生命の泉(ジョニー・デップ主演 5月20日より上映中)
ジョニー・デップの代表作である海賊映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の最新作。
今回はキャストが一部交代があり、第2章の始まりを思わせる。
8年前と全く容姿が変わっていない海賊ジャック・スパロウが元カノの女海賊と生命の泉を手にするため、同じく狙っている様々な敵とアクションバトルや駆け引きが楽しめた。ただスペインの国軍は聖杯あっけなく盗まれすぎ。
女海賊アンジェリカは次回作以降スパロウの敵になるのは明らかなんだろうけど、今回見ていると、予告で紹介されていたよりは敵というイメージはなかった。スパロウの命を奪うのではないかと思ったが、そんなシーンはほとんどなく、むしろ協力者といった感じが強かった。
そのアンジェリカの父であり、最凶の海賊である「黒ひげ」の逆らうものは誰でも殺すといった非情さ、信じる者は自分だけという考えが行動に幾度も出ていて、印象に残った。
今回一番ど肝を抜いたのは、人魚のシーン。最初は美人なのだが、急に顔が恐くなり、群れをなして人間を海底に沈めるシーンはちょっと背筋がぞっとしてしまった。
あと第1作からのスパロウのライバルである、バルボッサの行動にも注目、イギリス国王の家来に成り下がり、黒ひげと同じく非情な態度も見せるが、後半にスパロウと会ったとき、彼の真の目的が分かり、海賊らしい活躍をみせる。
ストーリーの内容としてはやや物足りないかもしれないが、製作者側としては次回作に向けた布石として考えているのでは 次回作これがどう発展していくのか今から楽しみ。