タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

中流の暮らし

2011-03-06 | 
小さいおうち  中島 京子 (著)

おもしろかった。
日本史に興味がなかったり、私たちより若い人は???かもしれない。

私が思う「都会の家庭」は、東京の山の手の中流階級以上にしか存在してなかった、と決め付けている。
他には横浜とか神戸の貿易関係に従事している家、外国人の家。
北海道
 札幌の友人の家の暮らしも私の中の「田舎じゃない暮らし」だった。
レンガの壁にコタツがなくて、畳がなくて暖炉があって、家中が愛知の実家より温かく、夕食にはご飯は出ず、友人のお母様がパンを焼いて出してくれた。
よく考えたら、外国ならこういう暮らしは田舎の農家でも普通の暮らしだろうに、
綿入れを着、こたつに丸まる暮らしじゃないだけで「ほぼ都会」みたいな感覚がある。

今では本場東京でも、私が思う都会の家庭(育ちの良い人たちばかりの家族)はさほど残ってないのかもしれない。

全国平均化
ハウジング系の家




戦前の格差はとんでもないものだったろうな、と思う。
私が少し前に見たニュースでも、災害を受けた東京の山の手の奥様が
「大変でしたの、水が出ないって・・・」
とコメントしてるだけでも「やっぱ、東京の人は違うわ・・・」と思っているような田舎モノだ(しゃべり方だけじゃなく、被災直後にも関わらず、すごく上品な様子だった)。


西洋風 舶来 バタ臭い ここら辺にとても弱い(笑)
それは戦後のアメリカの統治政策の賜物なのか、少女漫画のせいか。
わたなべまさこ先生の「カメリア物語」 水野英子先生のロシアが舞台の話(主人公の名はロタ 題名を失念)


最近の子どもは、アメリカやイタリア、フランスにどの程度の憧憬があるのか知らないけど、私たちの世代よりはずっと低いのではないかと思う。

教員をやっている友人も
「最近の子どもはアメリカ(ヨーロッパ)に行ってみたい」
とか、あまり言わない気がすると言っていた。

ひところ流行った輸入(欧米 北欧)住宅の売れ行きはどうなんだろう、近隣でぽつぽつと建っていたけど、ここ最近はたまホーム(笑)せきすい だいわはうちゅが目につく。


蒲生邸事件 (文春文庫)
宮部 みゆき (著)
もすごく好きな小説だ。

お手伝いさんが出てくるから好きってワケじゃないと思う。

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