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TOTO [LIVE IN TOKYO IN SEARCH OF THE HYDRA]

2021年05月11日 | 音楽
 このCDはリリースされて早くも5年くらい経過すると思いますが、GW中に久々に棚から出してきました。
 トトのコレクター諸氏ではおなじみの音源が、テストプレス盤からの直CD化での高音質がウリです。


 
 この発売中止となったライブ盤は、ロック業界初のPCデジタル録音ライブとしてリリースされるようでしたが、メンバーからの反対によって、お蔵入りとなったようです。
 このCD以前では、そのテストプレス盤からFM局でオンエアされたものを音源として、ブート化されたものが主流だったようです。
 
 収録内容や経緯は私なんかより、TOTOディープな方々がおられますので、そこは控えさせていただいて、本筋から(かなり)逸脱しますが、上述のFM番組について記憶に残っていることを暫し。



 そのFM局はFM大阪(現在はFM-O)。番組名は「ビート・オン・プラザ」。DJを務める方は田中正美さん(男性)でした。
 番組の尺は55分で、その間にCMが数回差し込まれますが、この番組の凄かったところは、新譜(!)を冒頭1曲目から曲中にナレーションを被せることなく、オリジナルの曲順で、オンエアされるというトンデモ番組でした。

 残念ながら、番組はCMやオープニングとエンディングの時間がありますので、実質40分程度になります。3曲づつくらいで分割され、一つのアルバムが紹介されます。2枚組は2日に分けてオンエアされていたかなと。
 それでも、当時は勿論アナログ盤LPからの音源ですから、その尺に収まるものも多くありました。収まらないものは、最後の曲がオミット~フェイドアウトになってます。
  
 私みたいな、FM雑誌を購読してたエアチェック世代には、これ以上ない番組で、常に46分テープか、90分テープを準備し、カセットデッキとにらめっこしながら、CMカットをポーズボタンで格闘してましたね。

 で、この番組は上述の通り旧譜を紹介する番組ではありませんので、常に新譜を放送する番組でした。このトトのライブ盤も新譜としてテストプレス盤からのオンエアされたようです。
 なにせ、平日18時から19時にほぼ毎日(祝日はその時間帯は特別番組が多く組まれてたように記憶してます)、新譜をオンエアするので、時には正式版がラジオ局に来ず、フライングでこのようにテストプレス盤からオンエアされたこともあったのでしょうね。FM雑誌には既にタイムテーブルが送られているわけですし。
 つくづくスゴイ番組であったことを実感させられます。



 さらに余談です。この番組のオープニングとエンディング等にBGMとして流れてたのが、ポールマッカートニーの1STアルバム収録のインストナンバー「Momma Miss America」(ママ・ミス・アメリカ)でした(番組が終了してから知りました)。
 ですんで、上記アルバムがリマスター等で再リリースされて聴くたびに、未だに「こんばんは、田中・・・(このスペース重要;笑)正美です」とのアナウンスで始まるこの番組「ビート・オン・プラザ」が常に脳内リンクされます。
 今思えば、曲だけじゃなくて、番組全部を通しで録音したカセットを残しておくべきだった・・・と、後悔。

 
 

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