経営再建中のSHARPが、中国の電機メーカー・南京中電熊猫信息産業集団（ＣＥＣパンダ）が南京市で建設中の液晶パネル工場に出資し、新型液晶「ＩＧＺＯ（イグゾー）」の技術を供与する方向で最終調整に入った。
SHARPにとってIGZOは最後の切り札と見ていたが、中国企業に技術流出とは驚きと悲しみを感じる。
同国産メーカーの富士通にもIGZOパネルは供給されており、今後も国産メーカーに供給されるだろうが、今回の中国企業への技術供与は将来への不安を隠せない。
ドコモスマートフォン2013夏モデルAQUOS PHONE ZETAにも搭載されており、バッテリー容量が2600mAhに対し、実使用時間約62.5時間と2日以上連続使用が可能とされている。
同じくドコモスマートフォン2013夏モデルARROWS NXはディスプレイは従来のフルHD TFTを採用しバッテリー容量を3020mAhと大容量化し実使用時間約約 69.4時間とこちらも2日以上連続使用が可能とされている。
富士通もフルHD TFT（IGZO）を採用すればもっと実使用時間を伸ばす事ができたと思うのだが。
こういった技術は現在、世界で苦戦している国産メーカー同士で供与して欲しかった。