しんごの部屋

出会いを大切にしたいと思います。私の言葉が、慰めとなり、心にいやしをもたらす、さわやかなHPとなるように願っています。

梅園を散歩しながら・・

2010-02-15 00:35:09 | エッセイ
多美子と梅を観ました。ちょうど見ごろで、若木の時から、二人で毎年観に来ているので、その成長の早さに驚かされます。

「こんなに大きくなって。それぞれが、気の名にふさわしい個性があっていいわね。」と多美子。
「でも、小学生だった子供たちが、もう30過ぎて、子供もいるんだから、人と同じくらいの
 成長速度じゃないかな。私たちもは、花の色も過ぎて、髪はじ録なってしまったし。」と私。

年々、時の経つのが早く感じられるので、ついこの間、苗木を植えたばかりの梅園が出来たと思っていたが、もう20年以上は経っているのです。

「あと何年、この綺麗な花を観れるのでしょうね。」多美子は心細そうにつぶやく。
「大丈夫、天国の花園は、この梅園の比ではないから。」とわたし。

夕刻で曇り空なので、周りに人がいないのをいいことに。子供の天国の賛美歌を私が歌い始めると、多美子も唱和する。あたりが暗くなるまで、ふたりで歌いながら、梅園を散策した。

♪まもなくかなた~の ながれのそばで~ たのしくあいましょう またともだちと   ♪
 神さまのそばの きれいな きれいな 川で みんなとあつまる日の ああ なつかしや♪
♬ すいしょうよりすきとおる ながれのそばで しゅをさんびしましょう
  みつかいたちと~~~~~~

多美子と私は、結婚以来、よくこのようにして、賛美をしました。このようなことだけを書くと
どんなに仲の良い夫婦かと思われるでしょうが、仲たがいした後に、賛美が仲直りをする
きっかけになったことも、相当多くあったんですよ。バレンタインデーのチョコのような二人では
ありませんでした。

桜花に想う

2006-04-09 23:15:11 | エッセイ

今日は大阪狭山市にの教会に出かけました。

桜が満開で車を走らせながら、改めて「日本は桜の国」と実感したことです。

雪洞の吊ってあるような場所は、あまりお花見をする気持ちにならないのは、

私が多少へそ曲がりのせいかもしれません。

 「美しいから見てください」と押し付けられると却って

「美しい!」と言いにくいものですね。

 

美しい女性の場合も同じことが言えるのではないでしょうか。

あまり控えめすぎるのも、卑屈な感じで嫌なのですが、

美しさをこれ見よがしに誇示されると、

かえって美しさが、奪われてしまうような気がします。

 

 桜花を美しいと想う日本人は多いのですから、

それぞれ見る人の美的感覚にゆだねておい良いのではないでしょうか。

 もちろん、名木を見守る人々や、とか桜並木を守る人々、

桜を愛する多くの人々によって、美しい桜の国であり続けています。

 

 これからも、多くの子ども達が、桜咲く校庭を見ながら、

希望にあふれて入学式を迎えることでしょう。

もし、校庭の桜に雪洞がつるされていたとしたら、

おそらく、子ども達の喜びは半減するのではないでしょうか。


≪信頼されたいけれど。≫

2004-10-16 00:34:57 | エッセイ

心と心をつなぐ絆の強さは、

信頼し合っているかどうかにかかっているように思います。

 信頼を失うのは易しいけれど、 失った信頼を取り戻すのは大変です。

どうしたら信頼を保てるでしょう。 私には自信がありません。

 

近頃、HPで多くの方とお知り合いになれたことを、素直に喜べないのです。

心のこもっていないことばや、その方の心を正しく理解しないで、

書き込んでしまうことばが多くなって来ているように思います。

自分にすら信頼させることが出来ないこのわたしが、

人に信頼されるのは、どだい無理なことのように思ってしまいます。

 

 しかし友達であるなら、信頼したいし、信頼されていたいと思います。

 妻はどれだけ信頼してくれているだろうか。 子供達はどうだろうか。

 けれどもみんな愛している人々ですので、精一杯、

心と、思いと、力を尽くして接してゆこうと思っています。

そのように努めてもなお、信頼できないと思われれば、

それは諦めるしかたないことなのでしょう。

 もともと、無いに等しいような小さい存在の私ですから。

 

 しかし、もしこんな私に信頼の思いを抱き続けてくださる方があれば、

 わたしは、その方と、神さまに、無条件で”ありがとう”というでしょう。