Let Nature Take Its Course

やっぱり自然体が一番。

中盤から盛り上げてくる映画、かな

2013年08月20日 15時18分28秒 | レビューっぽいもの
『ミッション: 8ミニッツ』(原題: Source Code)を観ました。

色々な要素を含んだ、面白い作品だと思います。

列車爆破テロに巻き込まれた一人の男の意識にシンクロして、そこで
犯人を見つけ出せ、と言うのが主人公の任務です。


結構展開とか解釈が途中から変化するので、「で?で?」ってなる感じ
の作品。
SFをベースに、サスペンス、恋愛、倫理、色んな要素が盛り込まれて
いますが、よくある「欲張りすぎ」っていう感じは全然しません。
スピード感、焦燥感の中で全てが上手くまとまってるなぁ、という印象
を受けました。

以下、ネタバレを含むざっくりとした感想。良ければ反転。


しかし終盤、結構恐い話だよなぁという印象を受けました。
この装置、というかプログラム?に適合する人間と言うのはかなり
少ないらしく、主人公は危うく永遠に精神だけ活かされたまま対テロ
プログラムの一部となり果てるところだったわけで、つまり、肉体が
再起不能でも、心臓と脳さえ無事に保護されていればずっと精神だけ
囚われの身と言う事になってしまうわけです。
今回の場合、主人公が兵隊だったってことで任務の一部と言う風にこじ
つけて実験が行われてたみたいだけど、実際、家族には死にましたって
いう通知がされて、実はずっとそうして活かされている人間がいる、な
んて問題になるんだよなぁ、きっと。って思ってみたりして。
ほら、ドナーカードみたいに意思表示とかしてても、実は…とかね。
100万人の命を救う為に、人間としてはほぼ死んでいる一人の精神を犠牲
にし続ける。そんなテーマもあった感じ。

でも、とりあえずこの話においては、主人公は最後のパラレルワールドで
幸せにくらしましたとさ^^
というなんともディズニー的なハッピーエンドだし、いいんじゃないかい?
本物のショーンだけご愁傷さまだけどね…
アメリカって意外とこういうトコ無視するよねw

そんなわけで、久々に良い映画に出会えました。

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