サンデーたかひろ

絵描き・ながさわたかひろの制作実況 “from Machida, Tokyo”

7月:第4週『愛の小西康陽』

2019年07月28日 | 愛の肖像画(顔、顔、顔)

7月21日
 埼玉県坂戸市のレコードショップ芽瑠璃堂でトークイベント“レコードコレクター:小西康陽×芽瑠璃堂主人:長野和夫「いつもレコードのことばかり考えていた。」” 15:00〜

 13:10、東武東上線坂戸駅着。初めて訪れるので早めにと思ったのだが、ちょっと早すぎたかも。その足で芽瑠璃堂へ向かうと「14時に開店します」とのこと。駅に戻り、駅前ロータリーのベンチに腰を下ろし、ドーナツを食べていると、そこに小西さんご一行がエスカレーターで下りてきた。経験上、傍観してしまうと後悔する。えいや!と駆け寄り「先日、下北沢B&Bで写真を撮らせてもらった絵描きです。絵を描いてきたので、後で見て下さい!」小西さん、少したじろぎながら「はい」。ピンときてなかった様子をみると覚えてはいなさそう。。お連れの方々の目もあり、恥ずかしさいっぱいだけど、まずはOK。上出来だ。そのまま見送り、13:50に再び芽瑠璃堂へ向かう。

 店先に燕の巣を発見。吉兆!

 それほど広くない店内。レコード棚でドーナツ盤をチェックする小西さん。声をかけようか…いや、今じゃない。邪魔しちゃダメ!グッと堪えて、最前列中央の席(キャプテンスタッグのアウトドアチェア)に座る。

 芽瑠璃堂主人の長野さんがほぼほぼ話し続ける展開なるも、この話がじつに面白い。日本でレコードの輸入販売を始めた黎明期の話〜長野さんが買い付けたUS盤とそれを通信販売で購入していた北海道は札幌の小西少年〜小西さん上京後80年代のショップ状況…芽瑠瑠堂、いい!
 イベントが終了すると「本日『わたくしのビートルズ 小西康陽のコラム1992-2019』をお買い上げの方には小西さんがサインをします」とアナウンスあり。サイン会が終わるのを待つも、その間ドキドキが止まらず、堪らずトイレへ。正直、今回は自信がなかった。PANTAさんの件もあったし、なんたって小西さんは目が肥えてる。一蹴されることは覚悟の上だが、でももしそうなったら立ち直れるかな。。
 サイン会の列が途切れたタイミングで声をかける。「あの、さっきの、下北沢のオトコです。絵を描いてきました。ぜひ見て下さい」ケースからガサゴソと絵を取り出し、小西さんにお渡しした…「うわっ、凄い!」と小西さん。傍を囲む関係者の皆さんが覗き込む。「マッキー!リアリティあるな〜あの日の情景がよく分かるよ」と編集の須田さん。「あ、ありがとうございます!こういうイベントを企画していただいたおかげ様です」と僕。その間、ずっと絵を見ていた小西さんが立ち上がり、絵を胸の前に掲げ、皆さんに披露。笑顔。そのとき、拍手が沸いた。(ああ!)

 「…どこに書けばいいだろう?」「いや、どこでもお好きなところに。何かメッセージをいただけたら作品『愛の小西康陽』完成です」

 “…You, GREAT PAINTER.”  “…gee…

の順。その後サインをして返されたとき「この絵、僕も欲しいな。写真撮っていい?」と言ってもらえた。Wow!飛び上がるほど嬉しかった。「もちろんです!後日データ化してお送りします」マネージャーさんに名刺をいただき、僕もお渡しした。

 「小西さん、ありがとうございます!拍手、ありがとうございました!」その場に居合わせたみんなにお礼を言い、胸いっぱいで芽瑠璃堂を出た。外はちょっとだけ雨が降っていた。濡れないようにケースを抱え、小走りで駅へ向かう間中ずっと、よかった、よかった、よかった…と何度も言い続けた。ワーイ!


(あの場の雰囲気が壊れたら嫌だと思い、写真は撮りませんでした)上はトーク終了直後のステージ

 

7月23日
 新宿歴史博物館:所蔵資料写真展「新宿風景 一枚の写真 そして未来へ」さんぽ会・渡辺さんと高田先生と。明治以降の新宿をたどる写真展 〜8/25まで

 

7月26日
 新宿・“カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2019”で『死霊のえじき〈デジタル・リマスター完全版〉』を。最初に観たのは中学2年のとき。待ちに待った封切り最初の日曜日、山形で一番大きい映画館(旭座)で観た。観客は3人だった。この日は満席。

 

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