日本は民主主義の国だろうか?

日ごろ感じる不条理を書き綴ります。

福島原発汚染処理水の海への放出

2023-09-03 04:56:02 | 政治
福島原発の「処理汚染水」の海洋放出が始まった。
 
東電は、危惧されている多核種除去設備 (ALPS)で除去処理しきれないで残留する放射性物質・トリチウムや炭素14を、第二次処理で大量の海水で希釈して海に放出するので問題ないと説明しています。
これを聞いて、70年ほど前の「四日市公害」で当該企業が当初、「排煙を高高度まで放出できる高性能煙突の使用を始めたので問題なくなる」と説明していたのを思い出しました。その後「それでは排出される公害物質の量は変わらないので、汚染地域を広げるだけで何の解決にもならないとの声が上がり、結局企業側は費用の掛かる公害物質除去施設の設置をせざるを得なくなり、ようやく公害問題の解決に向かいました。
 
核汚染水処理方法、専門家から核汚染水は日本国内に留めるべきだと「汚染水をコンクリートで固めて放射性物質を封じ込め、地中に貯蔵する」などの案が出されていたそうですが、費用や手間が掛かるとかで除外されたいいます。
同じことが繰り返されています。しかも政府の承認をもって。さらにこの海洋放出は30年も続くというのです。
 
いま、地球温暖化に伴う空気や海水の温度の上昇で気候変動が起き、台風、ハリケーン、山火事、漁業や食物生産の低下など様々な被害が続出しています。しかし経済優先策進める国々はこういった問題に目を背けています。日本の「核物質汚染水」の海洋への放出は、人の住めない地球への第一歩と思わずにはいられません。
 
他方、中国の脅威を煽り「戦争する国」に邁進する日本。
私の中国の友人が言っていました「日本は中国との戦争を想定しているようですが、我が国の高官が『日本と交戦など必要ない。中国からの食料や家庭用品の輸出をストップさせれば持たないでしょう。』と笑っていましたよ。」
 
日本の食料自給率は37%。食料品の輸入、中国からは全体の13%余り。その内の野菜と魚介類が50%余り(2019~20年の統計)。
 
*参照:YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=Q4199GGE20U
 =福島第一原発ALP水・海洋排水に関する12の誤りを指摘する/2023.8.26
https://www.youtube.com/watch?v=NrNy4NuEwmY
 =突然ウガ金 ALPS水放出に関する12の誤りについて
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*これまでの私の投稿のURLもご覧ください。
 https://blog.goo.ne.jp/booska 
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日本の「ポツダム宣言・無条件降伏」を受託から78年

2023-08-26 05:50:47 | 政治
1945年8月15日、日本が「ポツダム宣言・無条件降伏」を受託を決め、6年に及ぶ第二次世界大戦が終った。死者総数約5500万人、そのうちの半分以上の約3000万人が民間人犠牲者だった。日本人の死者は約310万人(うち民間人80万人)。それから今年で78年を迎える。
 
大戦の反省を基に「世界平和」を希求する国際連盟が1945年10月に発足。
日本は「繰り返しません過ちを」誓い、憲法の改正案が1946年10月の枢密院の可決、11月に「日本国憲法」が公布された。
*日本国憲法<前文>
日本国民は正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民と協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
 
現在、世界で起きている戦争;ウクライナ、アフガニスタン、シリア、イエメン、スーダン、ニジェールなど。
日本の軍備急拡大・攻撃能力強化、防衛大臣の抜本的防衛能力の強化要求、日本の武器輸出三原則の逸脱、麻生副総理の訪台中の「戦う覚悟」発言。
G7広島での「核抑止力」確認、米国の世界戦略強化への追従・・・戦後、米国が自国経済の立て直し推進のために、世界紛争を巧みに利用してきたことと表裏一体。
 
世界も日本も第二次大戦での反省をすっかり忘れてしまったよう。
戦後78年、「日本国憲法」の前文を大切に、改めて「戦争を目指さない政府」をめざし、好戦勢力を国会に送り出さない国民の賢さが求められているのではないでしょうか?