岸田首相の米国議会での演説、何ともなんともおぞましい米国追従の内容であるが、なかでも許しがたい文言は;(全文は首相官邸サイトに掲載;http://www.kantei.go.jp/.../statement/2024/0411enzetsu.html)
1,「日本は、2027年度までに防衛予算をGDP(国内総生産)の2パーセントに達するよう相当な増額を行い、反撃能力を保有し、サイバーセキュリティーを向上させる」
*つまり、米国のかってからの要求「GDP2%の軍事費」を受入れ、他国への攻撃能力を保有する; かって日本の侵略を受けたアジアの国々を安心させた「日本の平和憲法・戦争放棄、他国はいっさい攻撃をしない」を変更すると改めて国際の舞台で宣言した=「防衛費倍増」「適地攻撃能力保持」は国会の論議無しの閣議決定によるもの。・・・国の重要施策を国会に諮ることなく閣議で進める、これも明らかに議会制民主主義国として「国の最高決定機関」と定めた現憲法違反の手法である。こういう内容のものを平然と国際の舞台で演説する彼は、本当に日本を代表する総理大臣なのだろうか。
2,「米国の最も親しい友人、トモダチとして、日本国民は、自由の存続を確かなものにするために米国と共にあります」「今やグローバルなパートナーとなった」
*トモダチ、グローバルなパートナーというなら、現在日本に米軍基地が置かれ、「制空権」を握られ、国内の米軍による事故や米兵の犯罪の初期捜査権もない不平等な状態と多大な米軍基地維持費の肩代わりしていること、これらを「対等平等な関係」にする交渉を何故行わないのか? 日本の敗戦後、占領統治した米国は80年たった今も、体裁は変わっても今も日本を自分の子分だと捉えているようだ。
要するに、米国の「国賓招待」は米国にとって貢献してくれる人物を選定するのを基準にしている訳で、必ずしも国のよき指導者と評価しているしている訳ではないということだ。
岸田首相の訪米は、国民の暮らしを支える教育・医療・福祉予算を切り詰め米国に貢献し、「一層の対米追従」を進めたににすぎない、恥ずかしい訪米だったのだ。
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