神戸港開港150周年のイベントにお邪魔してきました。
神戸帆船フェスティバル。実際には汽船のほうが多かったのですが。
メインの一隻だった日本丸は昨日東京方面に出向したので、国内の練習帆船は海王丸とみらいへ(旧あこがれ)の二隻だけでした。
みらいへは思ったよりもずっと小型で、神戸港埠頭の地面と中央甲板の高低差がほとんどなかったので、
船尾後方から、マスト全景。
船尾後方から船体全景。
船尾と
メインマストとミズンマストを見上げたところ。支索にびっしりついてるのは、万国旗です。
上の写真も含めて、インナージブというバウスプリットとフォアマストの間に張られた三枚のジブのうち一番内側のものです。三角形の下側の部分を甲板方向に、上側の頂点部分は滑車を介してフォアヤード方向に向かって引っ張っています。
インナージブを張り終えたところで、次にアウタージブ。
それをやってる間に、メインスパンカーも張られていました。
チャートルームそばにあった滑車。
シュラウドではなく滑車がメインです。帆を張るために索具を引っ張ると、この滑車が徐々に下に降りてきました。
これはミズンスパンカーの滑車。これは画面右方向に向かって動いています。
これはフォアスパンカー。
二チームに分かれて作業していましたが、船首甲板組はフォアマスト周り、中央甲板組はメイン・ミズンマストとフォア・メイン間のステイスルの作業をしていました。
メイン及びミズンスパンカー。
フォア・ロアトップスルを張り始めたところ。下側の角二ヶ所を斜めした外側に引っ張って広げます。
ロアトップスルを張り終わりました。二枚目はトップスルの索具の様子です。
メイン・ガフトップスルの展帆作業中。
フォア・アッパートップスルを開き始めました。
ミズン・ガフトップスルの展帆作業中。
フォアトップスルの展帆作業が終わりました。
フォア、メインマストを下から。
展帆後の全景。一枚目の奥に海王丸が見えています。この日は風向きが左舷後方からだったので、あまり強風とは言えませんでしたがいい感じに帆が張ってました。
作業完了後の海王丸。
みらいへの作業がかなり早く終わったのでスタンプラリーの景品をもらいに行ったのですが、作業中は海王丸の周りがめっちゃ混んでました。
海王丸に舳先をくっつけてるのは海上保安庁のボートか、もしくはタグボートでしょう。船体を埠頭にこすりつけながら前進する様に力が働くので、船体を埠頭の緩衝材に押さえつけてるんだと思います。
ロシアの練習帆船パラダ。
手前に写っているのは練習汽船青雲丸です。
なお、ちょうどこれを撮影してる俺の真後ろには結婚式場があって、そこでカップルが式を挙げていました。どうせなら全部帆船だったら、背景の彩りが素晴らしかったでしょうね。この場合、写真撮影の背景は練習汽船大成丸でしたし。
咸臨丸の復元船。エンジンで航行していました。帆を張れるのかどうかはわかりませんが、つまんないですね。
【業務連絡】
パラダの一枚目の写真は青雲丸の船尾側から撮影したものなんですが、誰かの落としたデジカメケースっぽいものが風に吹かれて転がっていました。
拾って周りに声かけてみたら、すぐそばのおっちゃんのものでした。
小さな善行でも、いい気分になるものです。ギルガメッシュも言ってましたね、人は善行によっても喜びを得るって。
問題はそのギルガメッシュ本人の喜びは、基本的に悪行なことですが。
十七日もやってるので、ぜひ行ってみてください。
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