【思い出の】出てきたので載せてみる【写真たち】

　もう十年以上前のものなんですが、南港に寄港した海王丸の見に行ったときの写真が出てきたのでスキャンしてみました。
　当日が曇りだったうえに逆風だったためにどうにも見栄えがしませんが、せっかくなのでうp。
　海王丸正面の全景。
　展帆訓練《セイルドリル》前です。


　ジブを開いています。



　第一斜檣《バウスプリット》。


　こちらは展帆前の写真で、海王丸を右斜め前から。


　船首楼甲板《フォアキャッスルデッキ》。


　船首楼甲板《フォアキャッスルデッキ》と第一斜檣《バウスプリット》。


　ちょっと高い位置から、第一斜檣《バウスプリット》。




　右端からフォア、メイン、ミズン、ジガーの各マスト。
　ジガーマストには横帆《》は張られておらず、代わりにスパンカー二枚とガフトップスルという縦帆《フォアアンドアフトスル》を張る構造になっています。

　ちなみにこの船形をバークと言います。
　橋下徹が切り棄てた練習帆船「あこがれ」はトップスル・スクーナー、フォアマストにだけ横帆《》を備え、メイン、ミズンの各マストにはガフトップスルとスパンカーを一枚ずつ備えた帆船でした。
　日本で唯一誰でも乗れる帆船で、その意味で無二の価値がある船だったのですが、文化的なものを理解出来ないどっかの失格府知事のせいで売り払われてしまいました。
　あこがれは今は「みらいへ」と名づけられて、神戸のほうで練習船として使われているそうです。大阪から無くなってしまったのは心底残念ですが、アホのハシゲのせいで廃船になったりしなくて本当によかった。

　なお、ポルトの港でアルカードが乗船した船は横帆を一切持たない純縦帆船で、俺の脳内イメージは海皇紀終盤のオンブルワ・ゼ・フォレストの乗船していた船でした。
　

　展帆訓練《セイルドリル》開始前。そろそろ人が登り始めるので、シュラウドとヤードを中心に狙っています。



　展帆訓練《セイルドリル》開始。マストに登った練習生たちが、縛着された帆をほどき始めています。


　上のほうの帆から張られていっています。


　展帆訓練《セイルドリル》中の海王丸の全景。


　三枚のジブが張られていっています。




　上のほうの帆がすべて張られ、あとは各マストの大横帆《コース》を残すのみ。


　展帆作業を終えて、舷側《サイド》に集まる練習生たち。ちょうど帆に対して正面から風が入っているため、横帆《スクウェアスル》がすべて逆帆になってしまっています。


　総帆を展いた海王丸。



　船尾側から。なんかアレだ、アニメに出てくる魚を思い出す。
　ちなみにこのジガーマスト、世界中の主要帆船の中で縦帆檣に三枚の縦帆《フォアアンドアフトスル》を備えた帆船って日本丸と海王丸しかないんですよ、俺の知る限り。