≪フォト俳句（１６０）≫ ① 時計草

時計草たそがれ長きことは知る 　後藤比奈夫

　　　　時計草朝日に刻をきざみだす

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≪フォト俳句（１５９）≫ ⑤ 田丸城址

山負へる城下の町の残暑かな　　田中冬二

　　　　　　　城垣に城なき樟の茂りかな

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≪フォト俳句（１５８）≫ ④ 古代蓮、西光寺（田丸）

蓮の実のしらしらと旅ひとつ了ふ 　山田みづえ
蓮の実の飛びそこなうてしなびけり 　寺田寅彦

　　　　蓮の実の飛ばさんとして俯けり

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≪フォト俳句（１５７）≫③ 古代蓮、西光寺（田丸）

大賀蓮咲けりと書院開けらるる　赤間智子

　　　　　おほらかにおほきく古代蓮咲けり

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≪フォト俳句（１５６）≫ ② 古代蓮、西光寺（田丸）

揺らぎては刻あをあをと古代蓮 　鍵和田釉子


　　　　　蓮の風葉をうらがへしうらがへし

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≪フォト俳句（１５５）≫ ① 田丸城址

城址に立膝少年夏霞　　中村草田男

　　　　　　城跡の中学校舎蝉時雨

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≪フォト俳句（１５４）≫ 紫陽花③ （二軒茶屋）

夏のれん掛けたる日より夏の茶屋 　金子蜂郎

　　　　　薄暗き老舗の屋ぬち夏暖簾

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≪フォト俳句（１５３）≫ 紫陽花 ②

紫陽花となるまでのただ無色かな　平井照敏

　　　　　紫陽花の変化の果の土の色

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≪フォト俳句（１５２）≫ 紫陽花① （二見菖蒲ロマンの森 ④）

紫陽花や白よりいでし浅みどり 　渡辺水巴

　　　　　　紫陽花の雨やこの頃人恋し

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≪フォト俳句（１５１）≫ 花菖蒲 （二見菖蒲ロマンの森 ③）

ほぐれそめ翳知りそめし白菖蒲 　林 翔

　　　　　斎宮の古様の花菖蒲

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≪フォト俳句（１５０）≫ 花菖蒲 （二見菖蒲ロマンの森 ②）

菖蒲田と植田と水を分ち合ふ 　　細見綾子

　　　　　花菖蒲見ても海を見てもひとり

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