≪フォト俳句（１６８）≫ ①百日紅・茜神社

圓光を奢て鵞鳶の目をつむり　　長谷川素逝
天の川頭上に重し祈るのみ　　　長谷川ふみ子

　　　　瞠りて森の音聞く秋はじめ

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≪フォト俳句（１６７）≫ 百日紅（さるすべり）

欠伸して唇叩く百日紅　　岡本 眸

　　　　一日の怠惰に暮るる百日紅

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≪フォト俳句（１６６）≫ 睡蓮 （金剛證寺）

睡蓮のよき隔りの花の数 　清崎敏郎

　　　睡蓮の花の目覚めの遅速かな

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≪フォト俳句（１６５）≫ 花芙蓉

哀歓の常に酒あり酔芙蓉　　　福田蓼汀

　　　　妹を待つ駅裏の紅芙蓉　　

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≪フォト俳句（１６４）≫ 浮き草 （外宮神苑・勾玉池）

晩涼に池の萍皆動く 　高浜虚子

　　　　萍に水面わづかな水馬

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≪フォト俳句（１６３）≫ ② 菱の花 （外宮神苑・勾玉池）

胸薄く来たりて菱の花愛す 　　岸田稚魚

　　　　池の面に小道あるごと菱の花

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≪フォト俳句（１６２）≫ ① 菱 （外宮神苑・勾玉池）

菱の花ありと言はれて気づきたり 　　右城暮石


　　　菱ぎつしり勾玉池の夏更くる

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≪フォト俳句（１６１）≫ ②時計草 （旧宇治山田郵便局分局）

　時計草感心してもはじまらぬ 　　飯島晴子

　　　　　大正の鉄扉の模様時計草

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