今の土地に越してきたとき、地面の殆どは、雑木林の中までシノ竹という細めの竹に覆われていました。
シノ竹は、とても生命力が強い竹で(元々、竹は強いのでしょうが)、一度刈ってもすぐにまた生えてきてしまいます。
それでも、家の周囲は、何度も竹刈りを繰り返し、今の状態に至っています。
(まだまだ、家の周囲のあちこちに生えていますが・・・・・。)
頑張ってシノ竹を刈ると、翌年には今まで姿を見せることがなかった新しい植物が、次々と登場してきました。
一昨日の記事で紹介した「春の妖精」であるカタクリやキクザキイチゲもそうでした。
早春の頃、前の年にシノ竹の密林?を刈り上げた場所に、キクザキイチゲの小さな群落を見つけたときは、
とても感動したのことを覚えています。
また、今までの人生で観たことがなかったちょっと変わった植物達との出会いもありました。
[一昨日:4月30日撮影]
そのうちの一つが、この植物です。
過去に、ブログやSNSで紹介したこともありましたが・・・
年々、少しずつ増えてきて、今年は、最多・当たり年のようです。
既に苞(ほう):(仏炎苞)が形を成しているのもあるので、解る方は、解ってしまうかとも思いますが・・・、
[
[今日:5月2日撮影]
薄茶色の細いタケノコのような状態から、あの変わった姿の花(仏炎苞)が現れるとは・・・、
なかなか想像し難いところです。
この植物の名前は、「マムシ草」です。
サトイモ科テンナンショウ属の多年草で、有毒植物でもあります。
先っちょの花(仏炎苞)の形が、マムシに似ているから、とか、
茎のまだら模様がマムシの模様に似ているから、そう名付けられたようです。
背丈は、今のところ20〜30センチぐらいですが、最終的には60,70センチくらいになります。
このマムシ草、いろいろと面白い特徴があるようですが、それは、またの機会に。
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