●細菌(生物)戦争
●『BCGと人体実験』 美馬聡昭著
●731部隊 ペスト研究、攻撃用か(1988年朝日新聞)
●防疫研究室と昭和天皇の関係
●1940年と2020年の東京オリンピック
●731部隊と国立感染症研究所の問題
●731部隊 行動示す新資料・埋もれた公文書
●『化学学校記事』 情報公開裁判(第17回) 3月3日(水)11時~ 東京地裁 [703法廷]
●ABC企画委員会
●731部隊・100部隊展
●記憶の継承を進める神奈川の会
細菌(生物)戦争
米中の生物兵器開発?
20201107 UPLAN 西里扶甬子「生物戦部隊731研究の現在地~今を生きる日本人が知るべきこと」
米軍厚木基地のCBRN訓練中止求め市民団体が抗議行動
どうなる東京五輪…橋本聖子氏の新会長選任にザワザワ「国民のムード盛り上がるか」
首相長男の「接待」問題、週刊誌報道の音声の一部事実…総務省が認める
講演資料
https://28.gigafile.nu/0324-d1b61d7b31b27182eda94fd9454194440
原告たちのあまりに理不尽な被害
『JUSTICE 中国人戦後補償裁判の記録』(中国人戦争被害賠償請求事件弁護団 編著、高文研)評者:根岸恵子
さて、これら悪魔の所業ともいえる加害について、日本の裁判所がどう判決を下したかと言えば、本書を読んでいただきたいが、多くは「国家無答責」で棄却されている。これは戦前の憲法で天皇の国家は何をしても許されるというもの。この国に正義はあるのだろうか。
しかし、この国が正義を果たさなかったとしても、この20年にわたる戦後補償裁判が残したものは、決して小さいものではなかった。それは事実を明らかにし、広めることができたこと。日中友好が後押しされたこと。市民運動に多くの人が参加したことなどだ。
※この本は高文研刊で定価は2,750円(税込み)ですが、下記メルアドに申し込みいただければ税込み2,400円でお分けいたします。
又、2冊以上でお申し込みの場合1冊2,200円(いずれも送料無料)です。
連絡先:exhibition731@yahoo.co.jp
軍人恩給はあるのに、慰安婦には恩給がない!!
MYさん(城田すず子)は、1957年秋、ベテスダ奉仕女母の家に転がり込んだ。実家のパン屋が破産して16歳で売られ、国内外を転々とした末に更生の道を見つけたが、再転落しそうだとのこと。いずみ寮開設までの5か月間、軽井沢の古い家に奉仕女と住まわせていた。いずみ寮入所後の1958年11月、脊椎骨折で倒れ、絶対安静の病床で、小コロニーの第一歩としてのパン工場建設を夢見ながら自らの半生を口述した。扉に「わたしの魂は主をあがめ、わたしの霊は救い主をたたえます。この卑しい女をさえ、心にかけてくださいました」という聖句が書かれている。
この本のあとがきには次のような彼女の言葉が載っている。
「兵隊さんや民間人のことは各地で祀られるけれど、中国、東南アジア、南洋諸島、アリューシャン列島で、性の提供をさせられた娘たちは、さんざん弄ばれて、足手まといになると、放り出され、荒野をさまよい、凍り付く原野で飢え、野犬や狼の餌になり、土にかえったのです。
軍隊が行ったところ、どこにも慰安所があった。看護婦はちがっても、特殊看護婦となると将校用の慰安婦だった。兵隊用は一回五〇銭か一円の切符で行列をつくり、女は女は洗うひまもなく相手をさせられ、死ぬ苦しみ、なんど兵隊の首を絞めようと思ったことか。半狂乱でした。死ねばジャングルの穴に放り込まれ、親元に知らせるすべもない。それを私は見たのです。この眼で、女の地獄を・・・」
1965(昭和40)年、深津文雄牧師は、社会から見捨てられた女性たちが一生安心して暮らせる婦人保護施設「かにた婦人の村」(かにた村)を設立した。