藤井治夫著
第2篇 自衛隊の機密
第3章 防衛力整備
2、年度業務計画と予算
業務計画の作成手順
1957(昭和32)年7月『衛生学校第1号』発刊
Ⅲ 日本における生物・化学兵器の歩み
1、 生物・化学兵器の開発の歩み
石井部隊と細菌戦
関東軍防疫給水部隊ー石井四郎軍医中将のもとに編成された731部隊は、これまで見て来た陸軍の研究機関の1つとして作られたものであった。表向きは防疫と給水部隊ということになっていたが、実体は国際法で禁止されている細菌兵器の大がかりな実験と研究を目的とした部隊であった。
●昭和天皇(ハーバード・ピックス著『昭和天皇』より)
吉田裕監修
※昭和天皇は、平和主義者でもなんでもなかった。好戦的であり、常に軍部に色々と指示を出していた!!
第1部 皇太子の教育
1901(明治34)年―1921 (大正10)年
第2章 天皇に育てる
Ⅱ
こうした倫理の講義は、皇太子の心に仁愛の君主を支えるものは何かという問いを起こさせかねなかった。
杉浦は、儒教主義と日本の覇権主義に皇室の理想を求め、自由主義、個人主義、社会主義などを主張する外国の思想家を非難し、欧米が主導する白色人と日本が率いる黄色人との闘いという通俗的社会ダーウィニズムの国際関係観に講義を進めた。杉浦の説くのは究極的に、天皇の権威は皇統の聖なる創始者にさかのばる先祖の教えに基づく、ということだった。この観点は、日本の拡張主義、人種関係における自他の区別、日本および日本精神の西洋・西洋精神への優越という観念に結びついていた。それはまた、臣民はほかでもなく天皇に一身を捧げるために存在するがゆえに、天皇が臣民に義務を課すのはきわめて当然だという結論になる。
日本国憲法9条
第9条【戦争の放棄、戦力及び交戦権の否認】
RENUNCIATION OF WAR Article 9.