じじい、無駄な抵抗はよせ!

無駄な抵抗はよせ! 
だが、一度きりの人生じゃ
映画のタイトルに触発されて、じじいの抵抗はいかに??

旅の選択肢(3)

2019-12-06 10:50:52 | 行きたい旅先
ニース行の目的

パリからニースまではほんの一時間半程度の
フライトで着くことができる。

ホテルに荷物を置いて、目的のシャガールの
美術館を訪ねた。月刊太陽だったか、シャガ
ールの特集記事でそれを知り、国立美術館と
して開館したばかりの頃だった。

シャガールは高校時代の恩師が好きな作家で
日本画とは違って、油絵特有の輪郭をはっき
り描かず、色と色が重なり合う美しさを表現
するので大好きだった。また、具象と抽象の
中間的な表現で、花、馬、人間などの色や大
きさを気にせず自由に描いていた。

ニースのシャガール美術館には、この美術館
の為に描かれた大作の他、天板の裏側に幻想
的な絵が施されたピアノが置いてあった。フ
ランスの良いところは、美術品を大事にしよ
うという国民の意識が高いことだ。名作とい
われる作品も、触ろうと思えばできるところ
に裸で展示してあることが多い。

市内にはマチスのアトリエも公開されている。
小高い丘を登ったところに、小さなギャラリ
ーがある。丁度、近くの小学生と思われる集
団が見学に来ていた。見ると、先生がマチス
の作品を前に床に座らせ、模写をさせていた。
裸眼であの原色が美しい本物を前にだ。

自分も別室においてあったブロンズの小像を
デッサンさせてもらった。30センチほどの
黒いブロンズは後にMOMAでも見ることに
なる・・・。作品を模写することで、作家が
見た世界を共有することができる。日本国内
で模写をさせているところは少ない。硝子を
通してみたモノは、やはり違うと思うのだ。

アトリエを出ると日差しが暖かかった。コー
トが必要なパリとは別世界で、巨匠たちが好
んで別荘やアトリエを南仏に構えたのは理解
できるように思えた。コートダジュールはイ
タリアまで海岸が続いている。明日はモナコ
へ行ってみようと思った。

            つづく


デッサンが先

2019-12-06 10:00:37 | 今日のコトバ
デッサンとデフォルメ

この言葉は高校生時代に英語の教師から教え
られた。

普通高校の美術部に所属していたので、その
言葉、デッサンとデフォルメの意味は知って
いた。その教師・キムラが言うには、おまえ
の語訳は意訳が先になっていて正確ではない。
「まず、しっかりと直訳(デッサン)してか
ら飾りや装飾を施せ」と指摘された。

ここで英語の勉強の仕方を論ずるつもりはな
い。

目的は、このブログを続けながら、例えば、
盆栽の剪定をするように、何も気にせずに、
とりあえず続けて行こう、かと。
日々の生活。思うこと。生きてきて反省して
いること。思い出の旅行記。行きたい場所。
などなど。


どうせ、モノ書きの専門家でもないし・・・。


ブログを再開してから40日になった
読んでくれる人が居るようだから

続けます(笑)