続・往復７５０キロの旅 ～第一章～ 旅立ち

ひょんなことから、上司から「悪いけど、来週の１５日に釧路へいってくれない
かい？」との命令により、仕事が終わり次第、釧路へ旅立ったのでした。

わたしの住んでいる某Ｓ市の夜の気温は１０度と、いつもよりやや肌寒かったので
すが、目的地（釧路）までずっと車の中なのでさほど厚着にならなくてもいいや
と思い、普段通りの格好で車に乗り込みました。

ちなみに、某Ｓ市から釧路までの所要時間は、およそ６時間（冬だと７時間かかり
ます）。わかりやすく表現しますと、お昼に太陽さんがてっぺんに位置している時
間に出発しても、目的地に到着する時間には太陽さんではなく、お月さまやお星さ
まが夜空を照らしています。それだけ遠い場所なのです。
上司には「１５日に…」と言いましたが、１５日に出発したら、次の日（１６日）
の仕事には間に合いません！


出発した時刻は、時計で午後８時を回りました。釧路の到着は、深夜２時を予定
しております。
わたしは、出発の前にスーパーで「ブラックコーヒー」「ブラックガム」「カフェ
イン濃厚ドリンク（眠くならないお薬みたいな物）の眠気覚まし３点セットを
購入。また、念には念を入れて、カーステレオは洋楽（ハードロック・ヘビメタ）
の特に激しい曲を大音量にて流し、眠気防止に努めました。


こうして、わたしの１泊２日の釧路の旅が切って落とされたのでした。。

（つづく）