皆さんはビルと聞いてどんなものを思い浮かべますか?街中の雑居ビル、都心の方は超高層ビルを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか?
ちなみに私はビルと聞くと、銀座にある「MIKIMOTO Ginza 2」を思い出します。
今回は私のお気に入りの建築の一つである「MIKIMOTO Ginza 2」について紹介してます🎵
画像参照:https://www.taisei-design.jp/de/works/2005/mikimoto.html
こちらのビルは、2005年に建築家である伊東豊雄氏と、大手ゼネコン会社の大成建設が共同設計しており、コンペティションにより選ばれ、銀座に建築されました。
約20年近く銀座のランドマークとして鎮座しており、銀座の上品さやミキモトのブランドイメージである「やさしさ」「軽やかさ」「上品な力強さ」を象徴しているビルとなっております。
◎世界的建築デザイナーの伊東豊雄氏とは?
2013年に、建築界のノーベル賞と呼ばれる「プリツカー賞」を受賞した建築家です。
代表作には「せんだいメディアテーク」「多摩美術大学図書館」や「台中国家歌劇院(台湾)」など、有名建築を手がけており、2012年には国立競技場の最終デザイン案に残るなど、日本や海外で活躍している建築家です。
画像参照:http://www.toyo-ito.co.jp/WWW/Profile/pf_j.html
◎不規則なようで規則的で流動的な窓
この「MIKIMOTO Ginza 2」の一番の特徴は何といっても不規則なようで規則的で流動的な窓!
この建築は「鋼板コンクリート構造」という新しい構造システムを導入しており、構造体と外壁が一体化しており、構造体である2枚の鋼板の間にコンクリートを流し込むことで非常に薄い壁でありながら高い強度を実現し、内部の柱をなくすことが実現できました。
画像参照:https://www.taisei-design.jp/de/works/2005/mikimoto.html
不規則に見えるが、緻密に計算を重ね規則的だが流動的な開口部を作り、最初の写真のような特徴的な外観を表現しています。
画像参照:https://www.taisei-design.jp/de/works/2005/mikimoto.html
◎「MIKIMOTO Ginza 2」が与えた影響
①ブランドイメージの向上
この独創的な建築は、ミキモトのブランドイメージを一段と高めました。
この建物は、ブランドの革新性とエレガンスを体現しており、結果として、ブランドの価値を選択し、顧客の信頼と認知度が高まり集客へと繋がりました。
②地域の景観向上
建物の美しい外観と独特のデザインは、銀座の景観に新たな魅力を加えています。
「MIKIMOTO Ginza 2」は、夜間にはライトアップされ、その輝きが周囲の街並みを一層引き立てます。これにより、地域全体の魅力が増し、訪れる人々にとっての新たな観光スポットとして機能しています。
③環境への影響〜持続可能な建築〜
伊東豊雄氏は、環境に配慮した持続可能な設計を重視しています。
「MIKIMOTO Ginza 2」もその例外ではなく、エネルギー効率の高い建材や設計が採用されています。
このような環境に優しいアプローチは、他の建築プロジェクトにも影響を与え、地域全体の環境意識を高める効果を与えています。
◎最後に
いかがでしたか?「MIKIMOTO Ginza 2」は、銀座の地域に多方面で大きな影響を与えています。
経済的な活性化や観光客の誘致、社会文化的な価値の向上、そして環境への配慮など、その影響は計り知れません。この建物は、伊東豊雄の建築哲学を体現し、地域と建築の未来に貢献し続けているのだと思います🎵
皆さんも銀座に訪れた際には、是非とも寄ってみてはいかがでしょうか?
参考文献
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