皆さんはミュウミュ青山店という建築をみたことがありますか?
画像参照:https://grandtourofswitzerland.jp/cms/768/?lang=jp
この建築は、イタリアを代表するファッションブランド「プラダ」の姉妹ブランドとして誕生した「ミュウミュ」の店舗を、南青山のみゆき通りに、ヘルツォーク&ド・ムーロン氏というスイスの建築家が設計した建築です。
実は、このミュウミュの斜め向かいにも、同じくヘルツォーク&ド・ムーロン氏が手がけた「プラダ青山」があり、この通りはとてもデザイン性が高く、高級さはもちろんのこと、この街にすっかりと馴染みやすい外観が特徴となっています。
◎そもそもヘルツォーク&ド・ムーロンという建築家はどんな建築家か?
ヘルツォーク&ド・ムーロンとは、ジャック・ヘルツォーク氏とピエール・ド・ムーロン氏がタッグを組んで、スイスを拠点に活動している建築家です。
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建築界のアカデミー賞と呼ばれるプリツカー賞を2001年に、2007年には世界文化賞建築部門を受賞し、世界中で活躍しており、代表作は北京オリンピックの会場になった「北京国家体育場」や、日本国内では「プラダ青山店」を手がけるなど、有名な建築を数多く手がけてきています。
「北京国家体育場」
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「プラダ青山店」
画像参照:https://grandtourofswitzerland.jp/cms/765/?lang=jp
◎隠れ家を彷彿させるメタリックな外観
この建築の一番の特徴はなんと言っても、建物を覆い被せるほどのメタルシェード(日除け)!
対面の開放感のあるプラダの建物とは対照的に、隠れ家的な印象を放っており、中に入ってみないとわからないようになっており、通行人の好奇心をくすぐるようになっています。
店内に入ってみると、外観の直線的で閉鎖的なイメージから一転、天井が高く開放的な空間が広がっています。
ヘルツォーク&ド・ムーロン氏曰く「デパートではなくもっと家のようなところ、豪華ではなく控えめ、スケルトンではなく不透明といったアイディアを発展させた」というイメージのもと内装も設計し、プラダとは全く真反対なものを作り上げたのだとか!
◎ファッションとアートの融合
ミュウミュウ青山店では、最新のコレクションや限定アイテムが揃っています。
店内のディスプレイも独創的で、訪れる人々に常に新しい発見や驚きを提供してくれます。
さらに、シンプルで特徴的な外観とは裏腹にインテリアが独創的で、まるで建築そのものがアート作品のようで、訪れるだけでも楽しむことができます。
◎最後に
ファッションとアートが融合するアパレルとは中々ないので、実際に訪れ、見て、触れてみると驚きの連続でした!
ミュウミュウ青山店は、ファッションと建築の融合を楽しめる特別なスポットです。
表参道に訪れた際には、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?
新しいファッションのトレンドをチェックしながら、ヘルツォーク&ド・ムーロンの建築を、きっと堪能することができます。
参考文献
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