学生の頃から続けている趣味があるのですが、それは『建築散歩』です。
地元や地方でも行っていましたが、建築の宝庫といえばやはり東京です。
日本はデザインにおいてはまだまだ伸び代ですが、建築においてはここ数十年にわたり世界で通用するようになりました。
そんな様々な建築がこの日本にありますが今回は、新宿にある安与ビルをご紹介します。
安与ビルは、1968年に明石信道による設計されたビルで八角形の箱が互い違いになりながら重なっているデザインが特徴的です
なんと築年数は40年以上!!
2015年には外装工事が行われ照明設計をICE都市環境照明研究所さんがデザインを手掛けて、間接光がルーバーを繊細に照らし昼と夜の顔が変わる印象的なビルとなっており1日で2度楽しめるようになっています。
新宿東南口にこんなにも特徴的な建築があると目立ちそして華やかさが出ます。
照明一つで建物がこんなにも変わるなんて面白いですね。
〈建物内は和とモダンが融合したノスタルジーな空間が広がっている・・・〉
安与ビルの良さは外観だけではありません。
建物内に入ると洗練されたモダンの空間と、竣工当時の面影が残る古き良きノスタルジーの空間が広がっていました。
こちらの店の内装デザインはなんと国立近代美術館、ホテルオークラのメインロビー、迎賓館和風別館・游心亭などの作品のある日本建築界の巨匠・谷口吉郎氏が手がけており3層にわたる店内には、伝統的な茶室、多人数の会食の場にもなる古今サロン、気軽に懐石料理を楽しめる椅子席と、それぞれに情緒ただよう和の空間が広がっています。
急速に発展する新宿の街並みに現れる洗練された六角形の安与ビルはまさに文化遺産に相応しい建築となってますね。
皆さんもこの機会に是非訪れてみては如何でしょうか?
◎安与ビル
東京都新宿区新宿三丁目114-13
登録年月日:20220217
安与商事株式会社
登録有形文化財(建造物)
HP:https://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/587693