野鳥観察のブログ、SNSのグループや投稿を見ていると、必ず出てくる「三番瀬」。
特にシギ・チドリの仲間たちが渡る時期になると頻度が上がってくる。
行ってみたいなーと思っていたところに、野鳥の会千葉県の定例探鳥会。いつも仕事と重なってしまうのに、今月は行ける!
いつか海の探鳥会にも行ってみたいと思っていたので、長靴はちゃんと買ってあったのだ、ワークマンで!
気温は高いけれど帽子が飛ばされそうになるくらいの強風のおかげで、湿度はあまり感じない。
いきなりオオソリハシシギ。
オバシギ。
シギチを見た絶対量が足りないので、同定どうこうのレベルではない。
とにかく「スコープに入りましたよ!」という声がしたら必ず見せてもらい、分からなければ聞く。
これを繰り返していたら本当に少しずつだけど覚えられる。その3倍くらい忘れるんだけど(笑)
しばらく見ていると、遠くの砂地の波打ち際で、小さな鳥が集団で採餌している。
もしやあれは…?
「あそこのあれ、なんですか?」
『あれはミユビシギですよ!』
わー、集団のミユビシギ、見たかったんだよー。
風の音がうるさいので、音声オフで。
反対側にキアシシギが出たのでそちらを見る人が多かったんだけど、ずーっとミユビシギの様子を見ていた。
ちっとも飽きない。
教えてくださった役員さんが「ミユビシギ、堪能しましたか?」と気にしてくれて、ありがたいこと。
ウミネコたちの中にどーんと立っているのは、オオセグロカモメの幼鳥とのこと。
遠くへ行かないといない、と思われている鳥たちも、よく観察していれば結構近くに来てたりするものですよ、という話を聞いて、確かにそうかもな、と思う。
菅生沼でもよくそういうことあるから。
脚に標識がついたダイゼンをみつけた。
調査のためのものなので、山階鳥類研究所に報告すると、このコがどこから来てどこへ行くのかがわかるとのこと。初めて報告してみた。
気温が高いので、探鳥会は2時間弱で終了。
「ミヤコドリを見たい方は、西側のほうにいますよ。」と教えてもらった。
何度も三番瀬に来ている方にとっては、「ああ、ミヤコドリか。」くらいの扱いらしい。えー。
せっかくなので鳥合わせ後に行ってみると、いたいた!
クチバシがにんじんみたい、とよく言われる鳥。
こんなに近くで見たのは初めて。
潮干狩りゾーンの網に沿って浜辺を歩いていると、いろんな鳥たちがいる。
ダイゼンと、オバシギと、あとは??
「各種詰め合わせ」みたいなエリアができてた。
よくよく観察していると、片脚がなかったりケガをしている鳥もいた。
長距離を旅する渡り鳥、元気で次の目的地まで行って欲しいけれど、ハンデが大きいな。
最後にミユビシギたちを見て終了。
自分の足はもう全然平気。でも調子に乗ると悪化するといけないので、ほどほどに。
●この日見た/声を聞いた鳥
- ミヤコドリ
- ダイゼン
- オオソリハシシギ
- キアシシギ
- オバシギ
- ミユビシギ
- ハマシギ
- ウミネコ
- オオセグロカモメ
- カワウ
- コサギ
- ダイサギ
- アオサギ
- ムクドリ