あの鳴き声で気づいたルリビタキのオス

先日いつもの遊歩道でメスに出会ったんだけど、メスがいるならオスもいるのでは、と思いながら日々歩く。
とはいえ、いろんなバードウォッチャーやカメラマンが必死で追いかけるようなルリビタキ（オス）。昨日の探鳥会でも「ここで出なかったから帰りに××に寄って待つ」と言う人がいたくらいだもの。そうそう簡単には出てこないよな、と思ってたら出てきたのでびっくり。

上沼についたのは9時過ぎ。今日は白鳥もカモもアオサギもカイツブリもなーんにもいない。

と思ったらカワセミが鳴きながら飛んできて向こう岸にとまっていた。
沼の手前にはモズ。

びゅん！

土手を歩くと途中の小さな池にもカワセミが。
今日はあまり凍っていないのでお魚も捕りやすいことでしょう。

年末年始で工事もお休みなのか、トラックの出入りもなく静か。
相変わらずマガモたちがいる。いつものチュウヒもパトロールしてた。

メスをはべらせているかのようなマガモ雄（笑）

コハクチョウたちは中沼にいた。全部は見えないのでわからないけれど、声の感じだと15〜20羽はいたと思う。
3〜4家族かな。あとはカモたち。見える範囲ではマガモとオナガガモ。

わらわら。

西側の遊歩道、いつものところにいつものホオジロやカシラダカ、メジロなんかがいるなー、とちょこちょこ立ち止まりながら歩いていると、「げっ、げっ」という鳴き声がする。
件のルリビタキ（メス）に会ったとき、「げっげっと鳴いてませんでしたか？」と言われてWEB上でルリビタキの地鳴きを確かめ、見た目とのギャップに驚いたあの声。
声がする茂みを見ていると、ひょっこりと出てきたよ。

まあ、本当にキレイな青だこと！先日も北本自然観察公園で見たけれど、いつも歩く地元で会うとなんだか感慨深い。
双眼鏡で観察していると、カメラバッグをしょった男性が後ろから来たので、「もし鳥狙いでいらしてるならルリビタキいますよ。」と声をかける。が、カメラを出す前に飛んで茂みに入ってしまった。

男性は白鳥が目的で、天神山公園（上沼）にいなかったので中沼のほうへ行き、白鳥を見つけて近くまで行こうとして迷ったらしい。
ああ、中沼には近づけないんですよ、下沼に行かれたら白鳥はいますよ、車だったらルートが2つあって…と説明しかけると、なんとバスで来られたと。これは大変。
あすなろの里を抜けて行ければと思ってググってみたけれど、あいにく今日からあすなろの里もお休み。
「下沼まで、歩けるもんですかね？」
と尋ねられたので、「もちろん歩けなくはないですけど、帰りのバス停（野田方面）もめちゃめちゃ遠いですよ。」と言うと、とりあえず行ってみるとのこと。
「途中でメシでも食って…」と言ってたけど、お店どころかコンビニもないですよ、と言いかけたけどやめた。
ラーメン屋さんが一応あるので、開いていますようにとお祈りだけしておいた。

男性が遊歩道を引き返して行ったので私も先に進もうと思ったら、あれれ、まだ「げっげっ」と鳴いている。
結構長いこと、しかも大声で話してましたけど（笑）