ユニバーサルフロンティア理論は世界を救う

GUTこと大統一理論を上回る現代最高の物理理論を公開したいと思う!こう、ご期待・・。

どうしてグルーオン抜きにハドロンことにバリオンが構成できるのか(2)

2012年11月30日 | Weblog
さて、その3ジェット・4ジェットの出方だが、フォトンによるのじゃないことは良く分かったとして

ジェット中のハドロン数が「ナイーヴなQCD(量子色力学)によって予言されるよりも多い」「単なるハドロンシャワーと理解したほうが分かるぐらいである」という感想を述べられて終わっていた。それって、QCDをより複雑に改良(?)したほうが良いというよりも、やはり「エネルギーのはけ口としてのZ粒子出現」「弱い相互作用における中性崩壊を直接観測した例」と考えたほうが良いのではなかろうか。

それはそれで大発見だっただろうに誰も思いつかなかったのはどうしてなんだろう?

つまり、

私が言いたいのは「それはZ粒子だったとしてもノーベル賞級だったのに」という話である・・。

同じ題目でノーベル賞が理論と実験の両方に出た例は多くはないが、たとえばπ中間子の湯川とパウエルとがそうであり、図らずも電弱統一理論が受賞した1979年にグルーオン事象だと発表してしまった3ジェットが、もし中性崩壊の直接観測だったら、そのほうが大きな獲物だったに違いない。そして1989年受賞のグラビトンまがいの観測結果に行き着いて「それもZ粒子だ」と言えたら弱い相互作用万々歳だっただろう。

シェルドン・グラショウはちょっと気が早すぎるのが良いところでもあれば弱点でもあるようだ!

弱い相互作用は重力じゃない、そこまで言えなければそこまでの良さまでは出てこない・・。

話をユニバーサルフロンティア理論に戻すと、封じ込めとハドロン形成を途中までやってあるが、中心部に真正ヒッグス粒子を持ってくるのは無理があったようで、そこは擬ヒッグス粒子としてのスカラー中間子に任せるほうがよさそうである。σ模型はその構成を採っているようで、割と早くから注目していたが、彼らのチームはグラショウとはあべこべに確信を持つのが遅すぎて、あるいは確信を持つには至っておらず、あまりはっきりものを言わない傾向にある。

ウィッテンのおだて言葉が褒め殺しに通じて骨抜きにされてしまったのかもしれない・・。

約600Mevの擬スカラー中間子というとη中間子(547Mev)ぐらいしか思いつかないが、他に可能性があるとでも思っているのだろうか、ユニバーサルフロンティア理論だったら組成から割り出すことができる。それにしても「色の数を極限まで増やした物と同じ」(ウィッテンによる)とはひどい言葉だ、ユニバーサルフロンティア理論によると「その延長線上にはあらゆる擬スカラー中間子がグルーオンとしての役割を果たし得る世界が広がっている」ことをすぐにでも指摘できる。

そのユニバーサルフロンティア理論による世界観を次に披露するとしよう・・。

宇宙開闢に戻れば、ユニバース粒子がtクォークとbクォークに崩壊する最初の真空があって、ハドロン形成に際しては、その最初の真空をこそ取り込んでいって封じ込めに使い、外部にはユニバース粒子がZ粒子とヒッグス粒子とに崩壊する新しい真空が広がる、という形でハドロン形成が進む。のがユニバーサルフロンティア理論による世界観である。

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