話をGUT周辺に戻しましょう! 2008/ 7/ 4 9:13 [ No.103 / 110 ]
投稿者 :buturikyouiku
さて、WSTのカレントにはニュートリノと電子に関するすべての組み合わせが含まれているため、ワインバーグは「宇宙には電弱統一期というものがあってそこでは電子とニュートリノとは区別つかなかった」と考えました。
つまり、
SU(2)×U(1)という対称性は現在の宇宙空間に成立している“電磁力と弱い相互作用は別々に機能している”という場を表わしていて
電弱統一期には単なるSU(2)そしてそれはニュートリノと電子の弱アイソスピン対が対称だったことを意味するとしたのでした。
(弱アイソシンメトリー)
グラショウとジョウジャイとはそこをさらに推し進めることを考えたのです・・。
(WSTからGUTへの道のり)
WSTからGUTへの道のり・・ 2008/ 7/ 4 9:35 [ No.105 / 110 ]
投稿者 :buturikyouiku
ジョウジャイとグラショウの二人は弱アイソシンメトリーの概念をクォークに適用できたら宇宙の起源物質として好都合だということに気が付いていました。
しかし、
それを使って強い相互作用を導く方法がなかったために
1)強い相互作用についてはヤン・ミルズ場によるSU(3)を採用する。
2)電弱統一期の以前には大統一期が存在したと仮定する!
3)電弱統一期にはクォークの弱アイソスピン対も区別がつかなくて、
4)大統一期にはSU(3)の三種類とWSTのSU(2)を合わせた五種類の素粒子が区別がつかなかった、としてSU(5)対称性を与えることにした。
のですが、
ちょっと乱暴なストーリーであるように感じるのは私だけなのでしょうかね・・・・・。
GUTのここがこう疑わしいじゃないか? 2008/ 7/ 4 19:22 [ No.110 / 110 ]
投稿者 :buturikyouiku
>1)強い相互作用についてはヤン・ミルズ場によるSU(3)を採用する。
封じ込めであるにも関わらずヒグス場を使えないというのはゲージ理論失格であるという疑念が残ります・・。
>2)電弱統一期の以前には大統一期が存在したと仮定する!
UFTでは「シンプルからコンプレックスに進化する」と構成しました・・。
>3)電弱統一期にはクォークの弱アイソスピン対も区別がつかなくて、
高密度ならそう感じるのかも知らないが相互変換するからというのでは今でも同じではないのか?
>4)大統一期にはSU(3)の三種類とWSTのSU(2)を合わせた五種類の素粒子が区別がつかなかった、としてSU(5)対称性を与えることにした。
物質粒子の対称性というのは無いのではないかと疑っております!
投稿者 :buturikyouiku
さて、WSTのカレントにはニュートリノと電子に関するすべての組み合わせが含まれているため、ワインバーグは「宇宙には電弱統一期というものがあってそこでは電子とニュートリノとは区別つかなかった」と考えました。
つまり、
SU(2)×U(1)という対称性は現在の宇宙空間に成立している“電磁力と弱い相互作用は別々に機能している”という場を表わしていて
電弱統一期には単なるSU(2)そしてそれはニュートリノと電子の弱アイソスピン対が対称だったことを意味するとしたのでした。
(弱アイソシンメトリー)
グラショウとジョウジャイとはそこをさらに推し進めることを考えたのです・・。
(WSTからGUTへの道のり)
WSTからGUTへの道のり・・ 2008/ 7/ 4 9:35 [ No.105 / 110 ]
投稿者 :buturikyouiku
ジョウジャイとグラショウの二人は弱アイソシンメトリーの概念をクォークに適用できたら宇宙の起源物質として好都合だということに気が付いていました。
しかし、
それを使って強い相互作用を導く方法がなかったために
1)強い相互作用についてはヤン・ミルズ場によるSU(3)を採用する。
2)電弱統一期の以前には大統一期が存在したと仮定する!
3)電弱統一期にはクォークの弱アイソスピン対も区別がつかなくて、
4)大統一期にはSU(3)の三種類とWSTのSU(2)を合わせた五種類の素粒子が区別がつかなかった、としてSU(5)対称性を与えることにした。
のですが、
ちょっと乱暴なストーリーであるように感じるのは私だけなのでしょうかね・・・・・。
GUTのここがこう疑わしいじゃないか? 2008/ 7/ 4 19:22 [ No.110 / 110 ]
投稿者 :buturikyouiku
>1)強い相互作用についてはヤン・ミルズ場によるSU(3)を採用する。
封じ込めであるにも関わらずヒグス場を使えないというのはゲージ理論失格であるという疑念が残ります・・。
>2)電弱統一期の以前には大統一期が存在したと仮定する!
UFTでは「シンプルからコンプレックスに進化する」と構成しました・・。
>3)電弱統一期にはクォークの弱アイソスピン対も区別がつかなくて、
高密度ならそう感じるのかも知らないが相互変換するからというのでは今でも同じではないのか?
>4)大統一期にはSU(3)の三種類とWSTのSU(2)を合わせた五種類の素粒子が区別がつかなかった、としてSU(5)対称性を与えることにした。
物質粒子の対称性というのは無いのではないかと疑っております!