鉄道を題材にした映画、レイルウエイズの第2弾は富山地方鉄道を舞台に作成されており、年内に公開予定。
地元民としてはたいへん楽しみであり、そのプロモーション活動をしておられる方々の努力には頭が下がる。
と前置きした上であえて苦言を呈する。
そのプロモーション活動の一環として、「レイルウエィズを応援する会」が発足し、格安の会費で会員になると画像のような名刺を作ることができる。
鉄道ファンの心をくすぐり、宣伝にもなるという素晴らしいアイディアだ。
私は仕事の関係で、この会の公式設立前に担当者と面談する機会があり、「とても興味深いので自分もぜひ入会したい」と話した。
ただし、見せて頂いた電車のイラストにはエラーがあった。
上の白い電車、パンタグラフ(集電装置)が右側車輌の運転席側にしか書いてないが、左側車輌の連結面側にもあるのが正解。
下の緑と黄色の電車、パンタグラフの形が違う。この形ではなく、小型の下枠交差型が正解。
担当者にこの点を指摘すると「わかりました、よく知っておられますね。ありがとうございます」との返事だったので、イラストは修正されると思っていたのだが、そのままで公式に会員募集が始まってしまった。
何を細かい事を言っているのか、と思われるのが一般的であろうが、鉄道ファンをターゲットにしているのだからこのエラーは致命的だ。
パンタグラフというのは小さいけれども電車にとって重要なパーツであり、目立つ。
付き合いで会員にならざるを得ない方々にとってはどうでもいいことであろうが、安いとはいえ自分の意思で会費を払って入会する「本当に応援する気持ちのある鉄道ファン」はこのような初歩的な間違いにはすぐ気付くはずだ。
「会員になろう!」と思ったが名刺のイラストを見て「なんじゃこりゃ。やっぱりやめた」となった人は結構多いのではなかろうか?
ツメが甘い、とはまさにこの事だ。しかもせっかく事前に教えてあげたのに。。。。
でも、「そんな細かい事気にしないで、地元なんだから応援しようよ!」って言うのが大人かな。
私は大人ではないからわからない。
だって、リッチーブラックモアがレスポール持ってたらおかしいでしょ!!
もっとわかりにくいか。