先日、映画「日本の青空」を見ました。
現行の「日本国憲法」がどのようにして制定されたかを描いたものです。
「日本国憲法誕生の真相。60年を経ていま明らかに!」
「8月15日、あの青空は希望の始まりだった。」
物語は、2005年の現代と、60年前の終戦直後をいったりきたりして進んでいきます。
ストーリーを、パンフレットより抜粋します。
ある出版社で、戦後60周年特集として「日本国憲法の原点を問う!」が企画される。
派遣社員である主人公、沙也可にも、チャンスが与えられた。
先輩たちが、白州次郎やベアテ・シロタ・ゴードンなど、著名人を検討する中、
沙也可は、母の助言から在野の憲法学者・鈴木安蔵の取材を進めることになる。
戦後まもなくの日本では、民主主義国家の形成に向けて、知識人たちがいち早く行動を開始する。
大日本帝国憲法にかわる、真に民主的な新憲法は、民間人から生まれてしかるべきだという気運が、彼らをとりまいていた。
安蔵は、そんな時代の流れの中で、高野岩三郎・森戸辰男・室伏高信・岩淵辰雄・杉森孝次郎らと、民間の「憲法研究会」を結成する。
メンバー唯一の憲法学者である安蔵を中心に、彼らは新しい時代に求められるべき憲法を探るため、草案作成に向け、論議を重ねて力を尽くす。
日本政府によって作成された憲法草案は、大日本帝国憲法と基本的には変わりばえしないもので、GHQ側にあっさりとはねかえされた。
対して、「憲法研究会」が熟考を重ね、GHQに提出した草案は、真に民主的なものであると高く評価され、GHQ案に多大な影響を与えることになった。
以上
見ていて、よくわかったのは、
・天皇が「象徴」として憲法の中に残されたのは、日本人の歴史、気質をよく研究していたアメリカの意見が反映されたからだということ。
・男女平等、女性の権利をしっかり書き込むことになった背景に、安蔵の妻、俊子の言葉の重みと、ベアテ・シロタ・ゴードンの願いがあったこと。
・9条に「戦争放棄」と「軍隊をもたない」ことが明記された背景に、紆余曲折があったこと。
安蔵たちは「戦争をしたくないのだから、軍についてなど何も書かなければいい」という意見であったが、GHQとの話し合いの中で、「戦争放棄」と「軍隊の不保持」が明記されていったということ!
取材を通して、沙也可と彼がともに成長していく姿も、さわやかに描かれていました。
あと何回か見て、しっかり自分のものにしたいと思いました。
決して、アメリカが押しつけて作らせた憲法ではありません!
たくさんの人に見てもらいたい映画です。
現行の「日本国憲法」がどのようにして制定されたかを描いたものです。
「日本国憲法誕生の真相。60年を経ていま明らかに!」
「8月15日、あの青空は希望の始まりだった。」
物語は、2005年の現代と、60年前の終戦直後をいったりきたりして進んでいきます。
ストーリーを、パンフレットより抜粋します。
ある出版社で、戦後60周年特集として「日本国憲法の原点を問う!」が企画される。
派遣社員である主人公、沙也可にも、チャンスが与えられた。
先輩たちが、白州次郎やベアテ・シロタ・ゴードンなど、著名人を検討する中、
沙也可は、母の助言から在野の憲法学者・鈴木安蔵の取材を進めることになる。
戦後まもなくの日本では、民主主義国家の形成に向けて、知識人たちがいち早く行動を開始する。
大日本帝国憲法にかわる、真に民主的な新憲法は、民間人から生まれてしかるべきだという気運が、彼らをとりまいていた。
安蔵は、そんな時代の流れの中で、高野岩三郎・森戸辰男・室伏高信・岩淵辰雄・杉森孝次郎らと、民間の「憲法研究会」を結成する。
メンバー唯一の憲法学者である安蔵を中心に、彼らは新しい時代に求められるべき憲法を探るため、草案作成に向け、論議を重ねて力を尽くす。
日本政府によって作成された憲法草案は、大日本帝国憲法と基本的には変わりばえしないもので、GHQ側にあっさりとはねかえされた。
対して、「憲法研究会」が熟考を重ね、GHQに提出した草案は、真に民主的なものであると高く評価され、GHQ案に多大な影響を与えることになった。
以上
見ていて、よくわかったのは、
・天皇が「象徴」として憲法の中に残されたのは、日本人の歴史、気質をよく研究していたアメリカの意見が反映されたからだということ。
・男女平等、女性の権利をしっかり書き込むことになった背景に、安蔵の妻、俊子の言葉の重みと、ベアテ・シロタ・ゴードンの願いがあったこと。
・9条に「戦争放棄」と「軍隊をもたない」ことが明記された背景に、紆余曲折があったこと。
安蔵たちは「戦争をしたくないのだから、軍についてなど何も書かなければいい」という意見であったが、GHQとの話し合いの中で、「戦争放棄」と「軍隊の不保持」が明記されていったということ!
取材を通して、沙也可と彼がともに成長していく姿も、さわやかに描かれていました。
あと何回か見て、しっかり自分のものにしたいと思いました。
決して、アメリカが押しつけて作らせた憲法ではありません!
たくさんの人に見てもらいたい映画です。
いい映画を見られましたね。わたしは憲法がじっさいどのように制定されたのか詳しくは知りません。アメリカに押しつけられた憲法と巷では言われますが、戦争を体験した国民の本音だと思います。それが証拠に戦争を経験した時代の人々が戦争をしているときは良かったと思った人がいるでしょうか?
アメリカがほんとうに戦争放棄・軍隊の不保持を考えていたのならまずは自分の国の憲法を変え軍隊を解散し、核を持たないだろうと思います。でも現実はどうでしょうか?自分の国はぜんぶありです。だから押しつけ憲法という論理は成り立たないと思います。
たとえそうであったにしても、要は中身です。この憲法は、世界の国々のあるべき姿を先取りした日本国民が誇りに思えるものとわたしは思っています。
ただ日本にひどい目に遭わされた国々の人々は、日本の憲法をのことを知らないので、あまり信用がないようですが・・・・でも少しでも信用してもらえるように、この憲法の精神を体現していくのが、わたしたちのほんとの意味での国際貢献でしょうね。インド洋で値段の高い給油を引き受けているより・・・・あのお金もわれわれの税金でしょう?
ではまた・・・・・・
「ほんとの国際貢献は、憲法を具現化すること」
ほんとにそうだと思います。
憲法が現実に合ってないから、変えなければという人がいますが、憲法は理想なんだから、現実を憲法に近付けていくべきなんです!
ベアテ・シロタ・ゴードンという人は、日本に10年位住んでいたという女性です。
この人が日本の女性の様子(自分の好きな人と結婚できないとか、子どもが産めないと離縁されるとか)を見て、憲法の中に女性の地位を確立させるために、涙を流して訴えるところがありました。
ここでは、わたしも涙が出ました。
そして、大日本帝国憲法で女性に選挙権を与えていたら、女性は戦争に反対するから、政府の都合のいいようにされたというところでも、すごく納得しました。
命がけで産んだ子どもを、死なせたいと思う母親はいませんから!!!