くちなしの花というと、渡哲也さんの歌を思い出しますね。
♩ いまでは指輪も まわるほど
やせてやつれた おまえのうわさ
くちなしの花の 花のかおりが
旅路のはてまで ついてくる
くちなしの白い花
おまえのような 花だった
♩ わがままいっては 困らせた
子どもみたいな あの日のおまえ
くちなしの雨の 雨のわかれが
今でもこころを しめつける
くちなしの白い花
おまえのような 花だった
♩ 小さなしあわせ それさえも
捨ててしまった 自分の手から
くちなしの花を 花をみるたび
淋しい笑顔が また浮かぶ
くちなしの白い花
おまえのような 花だった
悲恋の歌ですね。
うちのは、八重咲きです。
薔薇のように咲いてくるのがいいなあと思います。
きょうの潮流
4月から高校生になった娘は日々、痴漢への不安を抱えて通学しています。被害にあっても自分を責めず、
隠さず話してほしいと伝えていますが心配は尽きません。
▼軽視されがちな痴漢被害。実態をつかんで政治の課題にしようと、日本共産党東京都委員会がアンケートを
実施しました。1435人から寄せられた回答には「通学中は連日、被害にあった」「恐怖で学校に行け
なくなった」など深刻な声があふれています。
▼上智大学の三浦まり教授がこんな話をしていました。講座に参加した高校生に政治に興味をもった理由を
聞くと「痴漢」と答える子が多い。被害を相談しても「車両を変えればいい」「そんな格好をしているから」
と自分のせいにされ、根本的な解決を示してもらえず、その怒りが原動力になった―と。
▼加害者治療の専門家は、「加害者は男性優位の考えが根強い。女性を支配し、優越感を味わってストレス発散
することが動機になっている」と指摘します。
▼痴漢は性差別に基づく暴力・犯罪であり、解消にはジェンダー平等社会の実現が不可欠です。党都議団は
アンケートをもとに都議会で「痴漢ゼロの東京を実現しよう」と訴え、都議選公約にも掲げています。
▼ある女性は「自分で自分を守るしかないと思っていた。でも共産党が痴漢の撲滅は政治の責任だと言ってくれて
希望が見えた」と言います。苦しみを抱え込まず、声を上げ、手をとりあって政治を変える力にしたい。
誰もが安心して暮らせる社会を実現するために。
(しんぶん赤旗より)