母のする畑仕事についてゆく朴葉おにぎりいくつか持つて
桑の実は小さなぶだう紫の甘さに指も舌も染めゆく
母の逝きし齢までもうあと一年 越せるだらうか越したくおもふ
空をゆく翼に夢を乗せる場所、空港めざし人は集まる
町内の公園さうぢに集ふ人「おひさしぶり」と声をかけ合ふ
びしよぬれのいちやう落ち葉を踏みゆけば異界への道ひらけるごとし
12月に送った10首のうち、6首が載りました。
まだまだがんばらねば・・・。
そうそう忘れていた歌がひとつあります。
さやさやと髪を吹かれて子は眠る紐につながる母を信じて
1月25日、コロナウィルスが騒がれだした頃、
渋谷のNHKホールへ行って来ました。
斉藤齋藤さんの「秀作」に選んでいただき、
賞状をもらって帰ってきました。
初めてコメント参加です。
御歌
びしよぬれのいちやう落ち葉を踏みゆけば異界への道ひらけるごとし
の歌が心に残りました。
いつも、白桂さまの短歌や俳句を拝読させて
いただき、勉強しています。
拙い歌に目を留めていただき、嬉しいです。
近くに銀杏並木があり、毎年秋の終わりには
こんな気持ちになるのです。
いつも母のことを思い出しています。
これからもよろしくお願いいたします。