俳人も短歌の力に着目し迸る歌書き留め給ふ
俳人である長谷川櫂氏が、大震災の夜から突如湧き上がりほとばしるように出てきた短歌を書き留めた本、
「震災歌集」を出版されたという記事が、きょうの新聞に載っていました。
3月11日の夜から書き始め、12日間続きました。
そして、3月27日に出版という異例の早さです。
俳句を専門にされてる長谷川氏が、なぜ短歌を詠んだのか?
「俳句より14音長い短歌の方がものごとをきちんと描写できますし、こうした激しい異常な事態にあって、
激しく心が動いた時には、五七五七七のリズムが、その気持ちをちゃんとすくい取ってくれる形式なのだと
思います」
と述べていらっしゃいます。
不謹慎かも知れませんが、なんだか嬉しくなってしまいました。
この歌集の印税は被災者への義援金にされるとのこと!
夕方、通院の帰りに本屋さんに寄り、探しました。
二冊だけ残っていて、手に入れることができました。
九章に分けてあり、全部で一一九首も収められています。
電車の中で早速読んできましたが、まっすぐに哀しみや悔しさが突き刺さってくる歌の数々。
でも、「みちのく」という国の美しさ、つつましやかさが詠われ励まされます。
わたしも、誰かを励ます力のある歌を詠みたいと思うのでした。
写真は、きのう歩いた地下道に植えられていた「紫陽花」です。
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私も短歌も俳句も全くと言っていいほど知識がないのですが
言葉にして読み上げるだけで、
(時々意味がわからない時もありますが(笑))
なんだか心落ち着くリズムと言うか、
言葉の美しさに心洗われる様な、
ものすごいパワーを感じることがあります。
それもひまわりさんご自身の短歌や、
ご紹介くださる短歌のおかげですが。
私信・いろいろすみません。
また報告させていただきますね。
今ごろは、お見送りをされて家路につかれた頃でしょうか?
たくさんお話されて、楽しいお時間を過ごされたことでしょう!
ご一緒できたらよかったんですが、ごめんね!
ご報告待っています。
長谷川櫂氏の歌をひとつ、載せます。
最後から三番目の歌です。
”葉桜を吹きわたる風よ記憶せよここにみちのくといふ国のありしを”
こころ引き締まる思いです。