松村正直さんの『戦争の歌』アンソロジーをめぐって、
昨年8月12日に行われた対談です。
『駅へ』と同じく、お兄さんと弟さんの対談で進められ、
チャットで参加している人からの質問にも答えておられました。
51人の歌を取り上げて、日露戦争から太平洋戦争までの歴史を
なぞる形で歌が並び、戦争というものに人々がどう向かっていたのか?
歌人の戦争責任は? その歌を取り上げた訳は? など、
興味深い話が次々続いて、2時間は長く感じませんでした。
https://www.youtube.com/watch?v=jN3CYty61oc
「らじるらじる」は主に、入浴時に聞いています。
よく聞くのは、
高橋源一郎の「飛ぶ教室」
大竹しのぶの「スピーカーズコーナー」
文芸選評(俳句と短歌が隔週で)
ラジオ深夜便の「ぼやき川柳」
カルチャーラジオ「文学の世界」
文化講演会
ひるどき さいたま~ず
ラジオ富山人 などなど です。
大きな道路の端に、見つけました。 (白花たんぽぽ)
潮流 (4月4日)
人情味あふれる役が得意でした。飾らない気さくさ。不器用な優しさ。人間的な弱
さ…。みずからも庶民派を自負していました。目じりを下げ、照れたようなあの笑顔
で。▼88歳で亡くなった俳優の田中邦衛さん。代表作となったドラマ「北の国か
ら」の黒板五郎は、まさにうってつけの役でした。時代に流されず寡黙でいちずな
人物を好演。しかし本人は、「ぼくは正反対で風来坊」とよく口にしていました。
▼岐阜で100年の歴史を持つ美濃焼窯元の家に生まれ、代用教員を務めたあと、
役者をめざして上京。俳優座の養成所で貧乏暮らしと脇役ばかりが続きましたが、
千田是也さんに抜てきされたことも。下積みの苦労がその後の俳優人生を支えまし
た。▼熱心な役づくりで料理人を演じた時にはホテルのコック長に弟子入り。山田洋
次監督の映画「学校」に出演するため夜間中学を見学した際には、生徒が「花」と
いう字を鉛筆が折れんばかりに書く姿にふれ「学ぶとはこういうものかと衝撃を受
けた」ことも。▼尊敬する役者には笠智衆さんの名を。「自分を強烈に主張すること
なく、静かで温かい」と手本に。人気が出てからも周りへの感謝を忘れず、スタッ
フや共演者と親身に接していたといいます。▼終戦60周年企画のドラマ「象列車が
やってきた」では、戦時中の動物園で象を守り続けた飼育園の役も。訃報に接し、
山田監督は「善良が服を着てあるいているような人だった」と。多くの人から愛さ
れ、人を信じることが伝わる役者でした。 (しんぶん赤旗より)