ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

「塔」1月号の歌

2021-01-12 12:08:15 | 短歌

 

   伸縮式水まきホースしまふとき身をよぢり蛇が近づくやうだ

 

   稲刈りの進む田んぼを眺めゐる白鷺いちは青鷺いちは

 

   水引草(みづひき)を束ねて壺に挿すときは真白き壺がよろしと探す

         

   華吹(はなかぜ)は五十歳の力士なり呼び間違はれても笑顔の優し

 

   ぼんぼんと廻しを叩く音ひびき山盛りの塩撒く照強(てるつよし)

 

   赤い星と白い星とに挟まれてオムレツみたいな月光りをり

 

区民の誇りの木 ユリノキ

 

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