アンネの薔薇は、開くにつれて色が変わっていきます。
つぼみの時
少し開いてきました
このくらいまでは、オレンジ色が勝っているのですが・・・
かなり開きました
ピンク色が見えます
アンネ・フランクのお父さんが、世界中の平和を願って日本に紹介した花です。
京都植物園にもあります。
潮流 （５月１５日）
８９年前のきょう、海軍の青年将校らによって時の首相、犬飼毅が暗殺される五･一五事件が起きました。
事件は軍部が発言力を強め、日本の軍国主義化が大きく進展する契機となりました。▼この日はアメリカの
喜劇王チャップリンが来日していました。青年将校らは当初、首相主催のチャップリン歓迎会を襲撃しよう
としていました。計画の変更でチャップリンはかろうじて難を逃れます。▼日本でのファシズムの台頭を、
身をもって体験してから八年後、チャップリンは映画「独裁者」を発表します。侵略やユダヤ人迫害を進め
ていたヒトラーを痛烈に批判した作品。チャップリン演じる理髪師が独裁者と取り違えられて大観衆を前に
演説をさせられることに……。▼平和と平等、民主主義を訴えた劇中のチャップリンの演説は、多くの人の心
をとらえてきました。映画公開から８０年以上経った今、この演説が新たな形でよみがえっています。
▼世界的に注目を集める日本のダンスグループ「s**tkings（シットキングス）」。「独裁者」の演説に振り付
けをし、力強くスピード感のあるダンスにしています。黒人差別に抗議する「ブラック・ライブズ・マター」
運動を目の当たりにして、自分たちもそうした問題に向き合っていかなければと考えたそうです。▼激動する
世界。その中で差別を否定し、民主主義と平和を求める動きが多様な形で確かに広がっています。あの演説で
チャップリンは訴えています。「私たちはみな互いに助け合いたいのだ。人間とはそういうものだ。」
（しんぶん赤旗より）
