ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

再校の日でした

2021-05-23 20:21:12 | 短歌

  久しぶりに青空が見えた日でした。  

 

      

 

    夏の午後を眺めておれば永遠にねじれの位置にある橋と川

 

    三階の窓より見られていることに気づかず誰も橋わたり来る

 

             松村正直  「ドトールコーヒー京都四条大橋店」

                      歌集『風のおとうと』より

 

               この席に松村さんは座りしか四条大橋ほとりのドトール

 

今朝のプリンセス

この葉はおいしいのでしょうか?

すっかり食べられてしまってます(悲)

 

 

          潮流      (5月23日)

「赤い顔に尻、尾を使いこなせる動物だという日本人のサル観は、大変奇妙なものだと言える。」先日、

97歳で亡くなった霊長類学者の河合雅雄さんが著書に書いています。▼大抵のサルの顔は黒か肌色が普通

で、尾を手のように自由に使えるサルは異端者なのだと。日本で戦後まもなく始まった霊長類研究の黎明

期を知り、ニホンザルのイモ洗い行動やゴリラ、ヒヒなどの社会構造を研究しました。▼雪が降る山に囲

まれた兵庫県篠山市の自宅を訪ねたのは15年前です。幼少期のことなどの話を聞きました。当時は治る見

込みのないとされた小児結核に小学3年生の時にかかり、学校には半分しか行けませんでした。▼だからと

いって療養に専念するのではなく、もっぱら野山に遊び、家では多くの動物を飼いました。「子スズメが

ぼくの肩に乗って、ぼくが持つお茶わんのえさを食べて」と楽しそうに振り返っていました。初年時代の

楽しかった思い出は、困難を乗り越えるためのエネルギーの根源になり得るといいます。▼サルから人間

への進化の過程を研究し、「人間とは何か」に迫ろうとする霊長類学。それに興味を持った契機は戦争で

した。「残虐な戦争を起こす人間とは何なのか、出発点から知りたい。」そのことを長い間語ることなく

言えるようになったのは定年を過ぎてから。▼そして、人間の幸福とは何かを考え直す研究機関をつくり、

世界に発信したらどうかと語っていました。「日本は戦争放棄をうたってきた国としてその資格がある」

とも。

                        (しんぶん赤旗より)


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