「そうですね」と必ず言うて評をする松村さんの声のなつかし
おぼろげに見えたる月がぐんぐんと明るくなりてピンクムーンに
オンライン憲法集会に参加する拍手をしたり頷いたりして
貼り紙のテニスコートもグランドも人影見えず暮れゆくばかり
輪を浮かべすぐに消しゆく水面かな翡翠はけふきつと飛ばない
栴檀を求めて歩く川べりにたんぽぽ丸く白くなりたり
5月は雨の日が多かったなあという印象です。
これは、きのうの隠れる寸前の眉月と金星!
撮れた時は、「セーフ」と思いました。
きょうの潮流
あの日鬼になった。母に姉、2人の弟。目の前で次々と死んでいく家族。
その遺体を鬼の形相で焼いた少年は「人間の心ではなかった。死が特別で
はない異常な世界だった」
▼長崎で被爆し、今年6月に90歳で亡くなった山田拓民(ひろたみ)さん。
長年被爆者運動にとりくみ、みずからの悲惨な体験をふくむ被爆証言や原爆
症の認定に力を注ぎました。その原動力は、核兵器と、被爆者を救済しない
国への怒りでした。
▼被爆者を長く苦しめてきた原爆によるさまざまな健康被害。9日に放映さ
れたNHK「原爆初動調査 隠された真実」は、被爆直後の広島や長崎で米軍
が大規模な調査を行っていたことを明らかにしました。
▼爆発によって発生する放射性物質が黒い雨やちりとなって降り注ぐ。地に
滞留する。それが人体に影響することを把握しながら、国策によって隠ぺい
されたことも。長崎・西山地区で義理の妹を白血病で亡くした女性は「人と
して見ていない。実験対象」と無念を。
▼山田さんは原爆による死をこう表現しています。「刺し殺された上に切りきざ
まれ、その上に油をかけて焼かれ、さらに路上に放り出されて肉は犬に食いちぎ
られ、腐敗し、うじにさいなまれる―まさにそのような死だった」
▼あれから76年。いまも放置され続ける痛み。核兵器禁止条約にさえ背を向け
る政府。被爆地を訪れながら、そのことに一言も触れない菅首相。被爆者と認め
られない「被爆体験者」は憤ります。「埋もれた人たちを歴史から消し去っては
いけない」
(しんぶん赤旗より)
月と金星。いい写真ですね。
暫く見とれておりました。
写真を褒めていただくなんて、珍しいことです。
ありがとうございますm(_ _)m