ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

「標的の村」

2014-03-15 23:10:15 | 映画

 

門前にウチナンチューが啀み合ふオスプレイ来るずつと前から

 

 

「標的の村」という映画の自主上映会がありました。

ご近所の方が中心になって実現しました。

近くのホールに600名くらいが集まって見ました。

 

沖縄県東村高江地区の住民たちの闘いの記録です。

高江地区は、米軍演習場の真ん中に位置し、まるで「標的」にされているようで、

ヘリコプターの音に学校の授業も邪魔されていました。

そこにまた、6カ所のヘリパッド建設計画が持ち上がり、

住民は建設反対を唱えて、座り込みをします。

しかし、その頭上を越えて建設資材が運び込まれます。

 

ヘリパッドが完成しないうちに、今度は普天間基地へのオスプレイ配備計画が持ち上がります。

2012年9月29日、強行配備前夜。

高江の人々はもちろん、沖縄中からも反対の人々が普天間基地のゲート前に集まり、

身を投げ出し、車を並べ、22時間に渡ってこれを完全に封鎖します。

しかし、同じ日本人の警察官に強制排除されてしまうのでした。

「沖縄の人の生活を守るために警官になったのと違うのか?」

と叫ぶ女性の声を無視するように、黙々と排除を行う警官たち。

 

カメラを持った報道の記者たちも、警官にもみくちゃにされたり、カメラをふさがれたりしながら、

記録し続けました。 (そのおかげで、わたしたちはほんとのことを知ることができました)

誰からともなく、歌い出される「安里屋ユンタ」・・・悲しく、でも、力強く響きます。

抵抗むなしく絶望する大人たちの傍らで、11歳の少女は言います。

「お父さんとお母さんががんばれなくなったら、わたしが引き継いでいく。

 わたしは、高江をあきらめない!」

 

復帰後、40年経ってなお切り広げられる沖縄の傷。

わたしたちは、よく知って考え続け、行動しなければなりません。

 

問題が山積みです。

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 3年の歳月 | トップ | 沈丁花 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。