ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

恩返し

2010-11-20 21:01:26 | つぶやき
きょう、2時過ぎに近くのショッピングセンターに出かけました。
その途中、うずくまって泣いている女の子に出会いました。

私の前にもその子のそばを通った人がいるのに、誰も声をかけません。
こんな時代、声をかけるのにも少し躊躇しましたが、思い切って「どうしたの?」と聞いてみました。
女の子は、泣くばかりでなかなか答えてくれません。

「ママとはぐれちゃったの?」

「……………」

「パパときたの?」

「……………」

「ママは、○○○○○(ショッピングセンターの名前)の中にいるの?」

「……………」

「お名前は?」

「……………」

膝に手を置き、肩をとんとんしながら「だいじょうぶだよ」と、繰り返していると、
やっと10分後くらいに、口を開いてくれました。

ところが、名前が聞き取れません!

「み・・」

と言ってるのですが、「・・」の部分がわからない!

ああ、こまった、どうしようと思っているところへ、

「・・・・・・・・ピンクの靴をはいた○○○○○○○とおっしゃる女の子が・・・・・」
という放送が、ショッピングセンターの方から聞こえてきました。

どうも、その名前が「み○○」のように聞こえたのです。

あっ、この子のことだ! よかった、インフォメーションへつれて行ったらいいんだと思った
ところに、出てくる車に乗っていた人が、

「その子のこと、いま言ってたよ! ピンクの靴って言ってたし……」
と言ってくださって、確信し、その子の手を引いて行くと、おばあちゃんらしき人が
心配顔で立っておられて、無事に引き渡すことができました。

やれやれ、良かったぁ

おばあちゃんの身になってみれば、「大変なことになっちゃった、どうしよう」というところ
ですよね。
母親から預かってきた子を、迷子にしてしまうなんて!
わたしもおばあちゃんなので、とってもよくわかります!


そこで思い出したのが、水曜日のことです。

病院の帰りに、なぜか前に住んでいた家を見たくなって、その近くに止まるバスに乗った、
まではよかったのですが、降りて歩き出して探しても、家はわからないし、そこの最寄り駅に
行く道もわからなくなり(みごと、迷子になりました!)困っているとき、公園で遊んでいた
小学生の3人組が、タッグを組んで駅の近くまで案内してくれたのです。
その中のひとりの家が、駅の近くというのがラッキーでした。

大人に対する言葉使いがとても丁寧で感心しました。
聞いてみると、3年生だということ。
近頃の子どもは、なんだかんだと言われるけど、日本の将来は明るいなと思わされる出来事でした。

きょうは、そのことの恩返しができたんだなあと思いました。 ほっ

写真は、初めて咲いた野牡丹「コートダジュール」の花です。
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