ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

「塔」3月号の歌

2021-03-14 16:00:10 | 短歌

  

 

   ピッと鳴り36(ろく)度ちやうどと言はれたり円山音楽堂入り口

 

   「コロナ禍の今こそ憲法守るとき」永田和宏しづかに語る

 

   コールせぬデモ行進に沿道の人が小さく手を振りくれる

 

   (吉川さんと一緒にデモを歩きたい)夢の叶ひし憲法集会

             吉川さん:「塔」の現主催 吉川宏志さん

 

   うたた寝のソファーの夢に父がくるちつとも母は来ないけれども

 

   十一月六日は父の誕生日、生きてなくても九十五回目

 

   南天も満天星躑躅も伐られたり団地の壁の塗り替へのため

 

   モーター音に金属音が混じるなか葛の葉・蔓が刈られてゆきぬ

 

                   3カ月ぶりの鍵の外でした

 

     題詠 「明」

   鬱の夜に呪文のやうに唱へたり「明るい方へ明るい方へ」

 

  

 

          連翹は 事務所の近くで

          白木蓮は 中学校の近くで

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