ピッと鳴り36(ろく)度ちやうどと言はれたり円山音楽堂入り口
「コロナ禍の今こそ憲法守るとき」永田和宏しづかに語る
コールせぬデモ行進に沿道の人が小さく手を振りくれる
(吉川さんと一緒にデモを歩きたい)夢の叶ひし憲法集会
吉川さん:「塔」の現主催 吉川宏志さん
うたた寝のソファーの夢に父がくるちつとも母は来ないけれども
十一月六日は父の誕生日、生きてなくても九十五回目
南天も満天星躑躅も伐られたり団地の壁の塗り替へのため
モーター音に金属音が混じるなか葛の葉・蔓が刈られてゆきぬ
3カ月ぶりの鍵の外でした
題詠 「明」
鬱の夜に呪文のやうに唱へたり「明るい方へ明るい方へ」
連翹は 事務所の近くで
白木蓮は 中学校の近くで