ひまわりのちいさなつぶやき

日々思うこと、感じたことをつれづれなるままに綴っていきます。

星に語りて

2021-03-13 14:44:55 | 平和のために

「障害者が消えた」

東日本大震災が起き、たくさんの人が避難所で生活するように

なったのですが、障害のある人達の姿が見えなく

なってしまったというところから物語は始まります。

これは、実話をもとにした映画です。

 

 寒緋桜

 

作業所でクッキーを作ったり、コーヒーを淹れたり、絵を描いたり

しながら楽しく過ごしていた障害のある人達が、

地震のあとどこかに隠れてしまった。

 

職員たちが探しても、なかなか見つからず、ある避難所で

出会った5人の人達は、冷たい扱いを受けていた。

一旦避難したけれど、なじめずに半壊状態の自宅に戻った人、

関東の方に避難する家族から「お前はどうする?」と聞かれて

残った人(6人家族なのに、車に乗れるのは5人だった)など、

今までのようには暮らしていけなくなった人達がたくさんいた。

 

 すみれ

 

全国の障害者支援センターが協力して、困っている人達を探し出し、

支援を模索し進めていくという話でしたが、

まず、個人情報保護法の壁にぶつかる。 

これは、内閣府の特例で解決できたが、行方不明の仲間が

遺体で見つかると、パニックを起こす子がいたり、

絵を描けなくなってしまったり、

困難度が増していく。

でも、自治体の長や役所の人達やボランティアの人達など

たくさんの人の力で、みんなの声を吸い上げて活動していく。

 

そして、少しずつですが、

前向きに生活ができるようになっていくのでした。

今もそれは続いています。

 

 

昨夜見た「Fukushima50」も苦しかったですが、

きょうの「星に語りて」も涙が出そうでした。

 

帰ってから、らじるらじるで「文芸選評」

短歌の部を聞きました。

きょうは、梶原さい子さんが選者として

優しい声でお話をされました。

テーマは「東日本大震災」でした。

 

最後の一首だけ、載せます。

被災地のほそき桜よ十年目高き堤防おいこし生きろ

 

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 御所から初校へ | トップ | 「塔」3月号の歌 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
障害 (白桂)
2021-03-14 08:37:03
おはようございました。

病気をするまで山ひとつ越えた所の「枚方支援学校・村野支援高校」
という障害をもった子供たちの通う学校へ行っていました。
生徒が500人超先生が100人ほど、それは大変な日々でみんな必死でした。
もちろん親御さんもしょっちゅう学校に来られ、あるいは呼ばれ
かなり苦労されていました。
卒業の時などこれから先親もいなくなったらどうするんだろう
その子達の将来をおもいやると暗澹とした気になったものです。
国がしっかりバックアップしてくれないと生きて行けません。
私も心臓の関係で障害手帳を持つ身になってしまい、人様になるべく
迷惑をかけないようにがんばっているつもりです。

災害などの時さぞつらい思いをされた人が多いことと思います
平和に日々を送れる国になって欲しいですね。
返信する
そのとおりです (ひまわり)
2021-03-14 11:43:05
白桂さま
コメント、ありがとうございます。
白桂さまも、そういうお仕事をされていたんですね。
わたしも仕事柄、そういう子たちと関わることが多かったのですが、
親御さんの心配は尽きないということを実感しました。

国は、公助をするのが仕事なのに、今の総理はそれを一番最後にしています。
自助にも共助にも限界があるのに、みんなのがんばりに頼っている情けない政府です。
「明日へつなげよう」ー「証言記録・東日本大震災」(NHK)もきょうが最後となってしまいました。
「女性への性暴力」が少しだけ取り上げられていましたが、障害者のことはなかったように思います。

弱い者が犠牲になってしまうような世の中は、変えていかなければなりません。
署名など、できることはこれからもしていこうと思います。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。