はな180号が届きました。
「はな」の会員のみなさんへとして、
角宮悦子さんの最期の言葉が載っています。
すべては欲望から悪い種が芽生えます。
人のものを掠めたり、次の欲望のために嘘をついたり、それを重ねることで限りなく悪は
つながります。 勇気を出して欲望は捨てましょう。 それは、一時は損をしているように
感じるかもしれませんが、必ずきれいな道に出て行くことでしょう。
短歌はそのような少しでも美しい日本になる役目を果たせる道へ続いていると思います。
「はな」はそのような方向へ向かっていましたので、今、倒れるのは少し残念です。
でも、そういう人々がいつの間にか集まっており、私は明るい心で旅立つことが出来ます。
網走から茨城、そして横浜へと転々と移って参りました。
日本を愛し、横浜を愛し、全てに感謝をして出かけます。
ありがとうございました。
(3月21日 口述筆記 H・Mさん)
3月3日に80歳の誕生日を迎えられたばかりでした。
亡くなられたのは、22日です。
膵臓癌でした。
入院も治療もされず、ご夫君の腕の中で息をひきとられたということでした。
潔い最期だったと思います。
最期の言葉を読んでいると、無念さが伝わってきますが、
きっと「これで良かった」と思いながら逝かれたんだと思います。
ご冥福をお祈りします。
そして、わたしたちには、「まっすぐ生きなさい」と言われている感じがします。