決して沖縄観光に協力的とは思えない台風23・24号が、メインロビーの窓ガラスに塩塊を残して去って行きました。
台風の思い出といえば、去年の沖縄を襲った最大級の台風が私の自宅玄関のドアをお持ち帰りしてしまった事です。台風ってばおちゃめなんだから☆ってやかましいわ
そのような冗談はさておき、今回の台風で折角の沖縄観光に支障が出てしまったお客様には大変残念でなりません。
多くの観光施設も営業を止めてしまいますので、そんな日に何か出来る事があるのではないか?一つの課題が私の中で生まれました。
そして台風明け。まるで嘘のように晴れた青空は夏の空です。
宜野座村にあります“やかそば”に立ち寄ってみました。その佇まい、地元の軽トラック、人々の放つ独特のイントネーションを持つ言語・・・そう、地元系沖縄そば屋です(何をおっしゃっているのでしょうか)。
開いているのかよく分からないです。とにかく怪しいこの感覚は、私の大好物なのです。
店内は狭く、通る時は軽い会釈が必需品。壁に貼られた手書きのメニューには山羊から豚まで揃っています。
さっそくソーキ(豚肉を煮込んで味付けした物)そば(沖縄のおそばは蕎麦を使っていませんが“沖縄そば”の名称を許可されています。それはもうn(以下略)を注文してみます
少し待たされるのは沖縄時間でありますが、壁や机に貼られたオーナーのよく分からない趣味のおかげで時間を忘れてしまいます。
湯気の立つそばは美味しそうな香りを放ち、私のカメラの解像度では写せない輝きを魅せてくれます。ソーキは歯ごたえのある物で、軽く炙った表面が食欲をそそります。
セルフサービスのお水に若干乱雑に積まれたコップ群、ゆったりとした時間と立ち上る湯気、沖縄のローカルをそば一杯で買える不思議なお店なのです。
こがち