ケアトリハ

介護とリハビリの仕事をしている方、目指している方、介護やリハビリってどんな世界なの、という方に読んでいただきたいです。

素敵な職員さんは、皆で守りましょう

2020年02月14日 | リハビリ・医療
寝たきりの患者さんのリハビリを、患者さんの病室で行うことがあります。
4人部屋の病室ですと、カーテンで仕切られています。
そんな時、同室のカーテン越しの隣のベッドから、そのベッドの患者さんと看護師さんとの会話が聞こえてくることがあります。

看護師さんは、私が隣にいることを知ってるか知らないかは分かりませんが、おそらく聞かれているとは思っていないと思われます。
「お体の具合はいかがですか?」
「まだ、痛みますか?」
「そうですね…、早く落ち着くといいですね」



とても丁寧で、患者さんのお気持ちにそっていて、隣で聞いていてとても気持ちよく嬉しく思うことがあります。
こんな看護師さん、時には介護士さんなど、そんな職員さんにはこれからもぜひぜひ活躍していただきたいと思っています。
ですから、私はそんな職員さんには、「先ほどの声掛け、そばで聞いていてとても気持ちよかったです。 ありがとうございました」とお伝えしています。

こういう、優しくて患者さん思いの職員さんは、時に同僚からねたまれていじめの標的になることがあります。 患者さんからの人気が気に入らないのかも知れません。 患者さんと親身に話をしているとどうしても時間がかかりますが、それに対して「仕事が遅い!」とか、「無駄話が多い!」などと言っていじめの対象にしていくことがあります。
いじめが続くと結果的に辛くなって退職してしまいます。 こうなると、優しくて患者さん思いの職員さんが減っていきます。

だから、少しでも優しくて患者さん思いの職員さんが気持ちよく仕事を続けられるように、私は声掛けをするように心がけています^-^ 良いことをしていて、その行為に嬉しい評価が戻ってくる、そんな当たり前のことを、もっと医療や介護の現場に浸透させていきたいです。

これをご覧の皆さんにも、ぜひ優しくて患者さん思いの職員さんに、気持ちよく仕事を続けてもらえるようにお声をかけていただきたいと思います。