日産リーフの中古車が激安だよ、奥さん から約1年、
原油価格が半額くらいに下がり、世界的にガソリン価格も下がっている訳です。
アメリカは自前の原油なので、ちょっと違うのですが、
リーマン以降上昇し1L約110円くらいで推移してたのが、半年で66円に下落しています。
(日本は、150円くらいで推移していて、4月の増税で10円上がっていたのが、
130円くらいになっていますね。アメリカは安いな。そりゃ6L7Lエンジンのトラックが売れる訳だ。)
新車で売れてるのが不思議なくらい。
メーカーも、設備投資しているから売らないといけないもんね。
バーゲンしまくり、補助金もらいまくりで、売っているのだ。
(あと、アメリカは電気も安いんだよね)
燃料電池車はエコですか?どうやって水素作るの? で触れましたが、
電池交換5500ドルという
(赤字覚悟の思い切った価格を、日産は生産責任の気持ちで打ち出したのだろうが、)
交換時期の見えない消耗品を抱えているリーフ中古車は売れないよね。
しかも、容量2倍のリーフが出るらしいし。
アメリカでも、3年乗ったら(当時の)新車時価格の3/4以上が消えてしまう激安相場って、
ほんと、新車で売れてるのが不思議。
(走行コストが安いと言っても、車両コスト(購入費-売却費)を考えたら大幅マイナス)
リンク貼ったからついでに書いておくが、
EVの5倍以上?も走行コストがかかる燃料電池車って、世界で普及する時代は来るの?
(原価なんて、どうやって水素を作るか試行錯誤の現状では、全く未知数!)
水素ステーションは、どう考えても収益が成り立たないインフラだし。
米ジョージア州アトランタの自動車販売業者パット・ホーバン氏の店舗では過去3年間、リーフが人気商品だった。
月額のリース料金が安いことが寄与した。
しかし、ガソリン価格が安くなる中で、リース契約が満了を迎えるリーフは悩みの種になりつつある。
ホーバン氏はリース契約の満了に伴い、向こう2年間にわたり月に100~150台のリーフが自身の経営する「キャピトル・シティ・ニッサン」に返却されると見込んでいる。
だが中古のリーフへの需要はあまりない。
ガソリン価格が1年前から33%下がり、購入者のEV熱が冷めるなか、一部の自動車メーカーはEVやPHVについて、大幅な値引きをしたり、魅力的なリース条件を提示したりしている。
日産は2013年にリーフの新車価格を6400ドル(約76万円)引き下げたが、今では、新車のリーフを月額199ドルでリースすることも可能なほか、3500ドルのキャッシュバックに加え72カ月間のローン金利免除といった販売奨励策を講じている。
購入者はまた、リーフの新車1台の購入につき、連邦政府から7500ドルの価格控除を受けられる。
このため、中古車を求める理由がほとんどないほか、高価なバッテリーを交換しなければならないかもしれないことを懸念する向きもある。
ホーバン氏は「中古のリーフはあまり売れていない」と述べ、「消費者は新車をより安くリースできるだけに、中古を買おうという気に全くならない」と話した。
この結果、リーフやシボレー・ボルトなどプラグインEVの中古車価格は低下している。
これは代替燃料車の販売を増やそうとしている自動車メーカーにとって新たな障害になっている。
全米自動車販売業協会(NADA)の「中古車ガイド」によると、他のEV(フォード「フォーカス」やトヨタ「プリウス」といったPHVを含む)の中古車価格もリーフと同じようなペースで下がっており、14年の平均下取り価格は車種によって22~35%下がった。
これによると、プラグインEVの下落率は比較可能なガソリン車のそれの2倍近くに達している。
中古車ガイドによると、例えば昨年12月と今年1月の2012年型リーフの競売における平均販売価格は約1万ドルと、当初の定価の約1/4で、前年からは4700ドル下がった。
1月の3年前の型のボルトの競売における平均販売価格は1万3000ドルと、連邦政府の税控除分を差し引いた4万ドルから下がっている。~(15/2/27 WSJ)