国交省も燃費不正の責任を取れ! の中盤で、
3.6Lエンジンの燃費が1キロ/L違おうが、どーでもいいわ(笑)
と書いたのですが、1億ドル規模の補償をするそうです。
日本では売ってない車種なので、詳しく書いてませんでしたが、
ラベルを、複合19mpg(約8.1キロ/L)から17mpg(約7.2キロ/L)
に下方修正する訳です。
(という事は、年1万×5年分くらいの補償って感じ?)
必死に裁判沙汰にならないよう、GMは先回りしてるのだが、
でもね、とりあえず2016年型だけ自己申告で下方修正したけど、
2015年型より悪いカタログ燃費になっちゃったんだよね。
おかしいよね。
約10年間、大したモデルチェンジもないトラックSUVなのに。
きっと、「何年間ウソ数値だったんだ?」って突っ込まれると思う。
三菱EK(スペース)、デイズ(ルークス)の燃費で不正4 でまとめたように、
燃費訴訟になると制裁金やら、補償やら、シャレになりませんもんね。
>GMは燃費効率が実際より高く表示されたSUVを購入した顧客への払い戻しに約1億ドルを費やすと、事情に詳しい関係者が明らかにした。
GMの発表では、窓に貼るステッカーに表示する燃費効率を計算する上で新たな排ガス関連のハードウエアを反映させなかったため、実際よりもガロン当たり1~2マイル燃費が誇張されたとしている。
これらSUVの所有者13万5000人には、デビットカードもしくは4年間、6万マイルの保証プランが提供されるとGMは電子メールで説明した。
同社は20日付でディーラーに通知し、25日に車の所有者宛ての書簡を送付し始める。(5/21 Bloomberg)
>米環境当局による燃費試験は通過しており違法性はないとみられる。
誤表示も故意ではなく作業ミスだと説明している。(日本経済新聞)
しかし、これまではエコカー(VWグループスキャンダル も)の燃費競争
が背景にあったと考えれば、分からないでもない話だったが、
今回は、アメリカの自動車メーカーの中核、トラックSUVですからね。
税金や保険料を優遇され、売りまくり、儲けまくりのトラックSUV
(モデルチェンジや、エコ技術革新は不要!排気量3.6とか6Lとかだもの。
ガワだけ変えれば長く売れるし、メーカーに美味しいトラック・SUV)
の燃費不正疑惑、今後どうなるか、三菱自動車よりも注目です。
おまけ
一部で話題の「スズキの燃費不正で考える軽自動車不要論」
を書いたジャーナリストよ、もうちょっと勉強しなさい。
(話題といっても、ほとんどの声は「こいつズレてる」なのですが)
アメリカのトラックSUVのように、国によって、優遇されているカテゴリはあるし、
軽自動車の税、負担額がグローバルスタンダード だし、
軽自動車こそ、今後世界に規格ごと広めるべきエコカー・スモールカーなんだよ!
(決して、超小型車 なんかじゃない!)
ダウンサイズ(2.5Lクラスに1.5Lエンジンとか)絶賛なんだろ。
今後、1Lや1.5Lクラスが660ccにダウンサイズと思えばいいだけ。
=最先端を何十年も前からやってる日本ってスゴイ!
だろ。ズレてるんだよ。