倒れた木と、コインランドリーの列。
昨日外を歩いたら、コインランドリーが大盛況だった。おそらく自家発電と自家用井戸水で営業しているのだろう。しかしそんなランドリー店は極めて少ないので、大変な列になっているのだ。冬とはいえ30度近くになるセブで、洗濯ができないというのは恐ろしいことなのだ。臭くなるぞ。
さて、ネットが不安定だと、ニュースも見られない。正確な被害の状況がハッキリ掴めないので、先の計画も立てられないが、伝わってくる情報から推察すると、復帰までには相当の時間がかかるだろうということだ。
困ったことに細切れのニュースというのは不安を煽るものばかりが聞こえてくるので、また新しい台風が発生したみたいだ、とか、今日から明日にかけて雷雨になるようだ、とか、聞こえてくるたびにハラハラすることになる。したがって、一番いいのは、とりあえず目の前の状況にしっかり対処する，ということだ。
それにしても、今回の災害で分かったのは、フィリピンで外国人はコンドミニアム（マンションのこちらの呼び方）に住め、ということだ。一戸建ては水道も公共水道だし、電気も公共サービスに頼らざるを得ない。しかしコンドミニアムは自家発電機と自家用井戸を持っているので、とりあえず、最低限の生活は保てるのだ。今回も、一般住宅が水も電気もなくて困っている時に、うちのコンドミニアムではエレベーターはずっと動いているし、生活用水（飲み水ではないが）もずっと供給されていたのでトイレや洗濯もの（当然手洗い）に困ることもなかった。
地元民なら横のつながりも豊富にあっていろいろ助け合って何とかなるのかもしれないが、外国人では無理だ。仮に家族にフィリピン人がいたとしても、その中でやっていくのはかなり難しいと思う。
そういえば、フィリピンでは冷蔵庫がそれほど重視されていない。停電が多いので冷蔵庫が信用できないのだろう。
スーパーでもたくさんの缶詰が並んでいたっけ。
