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ようこそ、チェロローグ + へ!
いつまでたっても初心者のモノローグ
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発表会は、やはり想定外!

2025年03月03日 | 洋琴アルバム
春本番を思わせる昨日のお昼前、地元の文化会館小ホールにてピアノ教室の発表会に出演しました。


私の出番は最後の方で、順番が来るまでが異様に長く感じられました。心臓に悪いなあ。楽譜を広げて指を動かしているお子さんたちを見ると一層心配になりました。なんだか、昔の入試会場を思い出しました。チェロ教室の発表会でもこんなことはなかったような気がします。そのうち、手が汗ばんできました。4月並の陽気のせいばかりではなさそうです。時間とともに不安ばかりが募ります。



いよいよ出番。名前を呼ばれて、フルコンサートピアノが待つ初めてのステージへ。
C3の大きさに圧倒されながらも、椅子に座り、お守り代わりの楽譜を置き、頃合いを見計らって最初の前打音を鳴らしました。スタジオのグランドと全然違います。
同時に、別のことにも気が付きました。なんだか窮屈で弾きづらいと思ったら、椅子の位置が前過ぎるのです。演奏前に椅子の位置を調整するのを忘れました!

弾き直すわけにも行かず、そのまま続行。案の定、いつもは間違わない第2ワルツ後半で和音が単音に変化!動揺したせいか、リピートした際に同じ場所で再びミス。すぐに立て直したものの心が折れかかりました。

次は音が跳躍する最大難所の第3ワルツ。落ち着け!とやや慎重に弾いた結果、何とノーミスで通過。続いての第1、2ワルツの再現も今度は何事もなく弾けて、最後の和音を響かせて終わることができました。
何とか最後まで辿り着くことができたものの、発表会あるあるの連発でした。お子様の中の大人一人だけに目立ったかも知れません(笑)。


とは言え、考えてみれば、ぶっつけ本番の艱難辛苦をよく乗り越えられたなあと思います。たった2分ほどの演奏時間でしたが、この経験は無駄にはならないでしょう。私のピアノ人生としては御の字と言える発表会デビューだったと思います。
自宅に戻ってコンビニ弁当にビールをつけてささやかなお祝いをしました。
ARS LONGA VITA BREVIS(藝術は長く人生は短し)。

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