かりんとう日記

禁煙支援専門医の私的生活

赤いシリーズ

2024年12月21日 | ドイツ生活
百恵ちゃん主演の人気ドラマシリーズを、そう呼んでいたな···

クリスマス休暇前にネイルサロンに行ったばかりなのに、検査のためにネイルオフしなければいけなくて、医者らしからぬ落ち込みようの私を励ますように、「Today's Happy Red」と名付けて、赤いものを撮った写真を毎日贈ってくれた。






これは、彼が日本で近所を散歩しているときに撮ったという金魚鉢の写真。


これは、彼が亀好きだと知って、昨年の誕生日に贈ったクッションカバー 。
昔手に入れたグアテマラの布を利用して縫ったのだった。






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あかいつめ

2024年12月20日 | 今日のワタシ
MRI検査はものすごく強い磁力が働くので、持ち込んだり身につけたりしていてはいけないものが、実に色々とあり、事前に担当ナースや技師が厳しく、患者に質問して、何度もチェックする。

マスクのノーズフィット部分に使われている針金も、そのひとつ。


私は人工関節置換術を受けているが、これはチタン製なので問題ない。

アートメイクとかタトゥもだめ。
色素に金属が含まれていることがあり、強い磁場に反応して火傷を負ったという報告例があるという。

カラーコンタクトも検査の時には、外さないといけないとは知らなかった。

マニキュア、ネイルアート、ジェルネイルも除去しないといけないのだけれど、実はすっかりそのことを忘れていて、いつもどおり、検査予定日の数日前にネイルサロンに行ってしまった。

クリスマス休暇前だから、金色のスタッズも付けて、きれいに仕上げてもらったのに😢


靴下履いてれば見えないから、すっとぼけて検査受けちゃおうかなあ

とか

ホントに熱くなるのか実験してみようかなあ

とか

悪魔がささやく


だけど、基本的に正直者
かなりの真面目ちゃんな性分である

素人じゃあるまいし、なんで忘れてサロンにいっちゃったんだろ😖

泣きっ面に蜂っていうくらい、どよーんと落ち込んでしまったのであった。


Eにそのことを言ったら、「ダメだよー、検査がちゃんとできるようにネイルオフしなくちゃー、頼むよー」みたいに言われてしまった。

実はここだけの話、彼は肝いりの足ふぇちなんである。

毎回ネイルサロンに行った日は、いつも写真に撮って見せて喜ばせている。

だから、カラーオフ状態で休暇を過ごさないといけないなんてEが知ったら、すごーく残念がると思っていた。

だから、ちょっと拍子抜け。


そもそも、股関節の持病のせいで、足の爪が自分で切れなくなって、サロンに通うようになった。

私自身、ネイルオフ状態の足の指なんて、もう何年も拝んでいない。

色はいつも赤。

「爪塗るなら赤がいいよ」

いつだったか、おばあちゃんがそう言っていたのを覚えていて、遺言だと思っているからである。

ネイリストのNさんも毎回「やっぱり赤ですね!」と、季節にあった赤を提案してくれる。

それなのに
それなのにい!

クリスマスだぜ?!

あたしの爪は赤いドレスを脱がなきゃいけないなんて!!!


そんなことを思ったら、自分自身がすごく可哀想になって泣けてきた

たかがねいる、されどネイル

そもそも、なんでこんなウキウキしてるはずの時期に、作務衣みたいな化繊のダサい検査着姿で、検査受けてなきゃいけないのさ
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MRI検査受けた

2024年12月20日 | 今日こんなことが
久しぶりにMRI検査を受けた。

検査中はヘッドホンをつけさせられるが、相変わらず、音がうるさい⚡️👂️⚡️

ヘッドホンから聞こえてくるBGMは、前回はよりによってモーツアルトの弦楽合奏曲だったので、MRのキンキン、カンカン、ダンダンといった騒音が始まると全く聞こえず。

今回は、第九の4楽章が流れてきて、BGMの音量もあげてもらったので、上機嫌で歌いながら検査を受けていた。

最初は、ベルリンの東西の壁が民衆の手で壊され、夜空に花火を打ち上げながら、みんなで喜びの歌をうたっている····みたいな感じ。
ところが、モードが変わったら、耳ををつんざくような金属音に変化。
ひどい音だ。

第九は終わっており、ピアノソナタ月光の1楽章が始まっていた。

内線が終わって平和になったと思いきや、新たな敵がミサイルを打ち込んできた、みたいになって、もちろん音楽なんて聞こえず。

私が選曲するなら、QueenとかJourneyとか、あるいはヘビメタ系で、思いっきりハードにいく。





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イタリア志向

2024年12月17日 | 気になる人々
街の商店街の入り口にある洋服屋さん。
中高年の女性向け。
以前、着付けの先生が「掘り出しものが時々あるのよ」と教えてくれて、ごくたまにのぞいている。

店のウィンドウに飾られている服がしょっちゅう変わり、遠くからでも気になるコーデだったりする。

先日はめずらしく、男性店主が在店していた。

「しわがよっているのは、今日蔵出ししたばかりなんで」

この店の服は、ビックリするくらい、とにかく安い。
中国製が中心で、仕入れ方に工夫があるのだろう。

気になったものがいくつかあったので、あれこれ試着。
そのあいだにも、女性客が「去年ここで買ったパンツがぐあいよかったから、おなじようなのが欲しいんだけど」とやってきていた。


「茶色にブルーを合わせるっていうお客さん(私のこと)の好みは、イタリアですよ」

たしかに、フランスものより、イタリアものの色づかいのほうが好きである。
服を見ると、仏製か伊製か、大抵当たる。

その時私は、カーキ色のシャツにイタリア製ジーンズ、スネーク柄の茶色のスニーカーを履いていた。

「日本人は茶色の洋服には黒の靴をもってきますからね。私のこの靴はブルー、イタリア製です」

見ると、深いブルーのスウェードと表側のコンビのしゃれた靴をお履きになっている。
どこでお求めに?と尋ねると、「ミラノです。20年くらい前ですけど」と店主。

そこから欧州の話に花が咲いた。

店主殿はパリのバスティーユに5年間住んでいたことがあり、ミラノにも仕事で何度も足を運んだのだそう。

激安メイド・イン・チャイナの洋装店店主の夢は、ウィーンのニューイヤーコンサートへ行くことだそうである。

久しぶりに楽しい話ができた。






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よき理解者

2024年12月16日 | 今日のワタシ
困りごとや悩みごとは、よき理解者と共有したいと思う。

だけど、共有の「あんばい」が、案外難しい。

いつ、誰と、どのくらい?


「隠さないで何でも言ってね!君のそばにいつもいるから。味方だから」とか言われても、なんでもかんでも言葉で説明するのは面倒だ。

いや、面倒というより、きっと今はそのことを考えたくないから、なんだな、と気づく。
あんがい、落ち込んでいるんだわ、わたし。

だから、ねほりんはほりんは勘弁してもらいたい。

なぜか今日とつぜん、職場のパソコンの検索欄にベートーベン先生が出現した。

あんばいのいい、よき理解者は、AIでもいいときがあるんだな
と思った。

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