6年ぶりのシャルル·ド·ゴール空港(CDG)。
この鍾乳洞のような中をガタガタ動く歩道に乗っていると、パリに来たー!という気持ちになる。
登り坂は案外急勾配で、手すりにつかまっていたほうがいいことも思い出した。
同じターミナル内での乗り継ぎなのに、よくわからず、あちこち迷ってしまった。
ゲートエリアの店は高級ブランド店と化粧品店ばかりで、時間潰しにはあまり役立たず。
化粧をしなくなって、化粧品にはまったく興味がなくなったなあ。
改装したのか、お洒落な椅子がたくさんあって、人のいない時間帯だったので、すきなところに座りたい放題だったけれど、横になれないデザインになっていて、そこまでお洒落ぶらなくてもいいじゃん、パリよ、と思ってしまった。
高級ブティックの店員さんたちはとても暇そうで、お互いお喋りに熱中していて、ドイツ語よりも耳に慣れて聞こえてきた。
カフェでアップルパイとカヌレを買ってお茶をした。
ドイツではまだひとりで買い物をしたことがないけれど、仏語では買い物ができる。
けれど、すでにドイツのパンが恋しい。
