はやいもので、春ですね~。
毎年、この時って天候が荒れて一時、ずいぶん冷え込むんですよね
今日は、コタツから離れられません
私はコタツが大好きなんですが、うちのせいたんは暑がりなのでコタツには決して入りません。
ネコって普通、コタツ大好きなのにね
さて、私はつい先日、こんな本を読みました。
「股間若衆」 木下直之 著
男の沽券にかかわる本!なんて書いてありますが…ヘンな本じゃないですからね!
明治時代まで遡って、日本美術界での裸体画、裸体像への制圧がどのようなものだったか、
また、官憲達に対する美術家達の挑戦について書かれたものなんですよ。
確かに、男性裸体像の股間の表現について、異様に熱いスポットが当たってますけど…
著者は駅前とかに堂々と立っている裸の男性像を巡礼し、次のようにカテゴライズして
研究に励まれました。
「曖昧模っ糊り」 全裸なのか、パンツだけは穿いているのか、それともパンツが身体と
一体化しているのか判然としない曖昧模っ糊りした表現。
「奇跡の木の葉」アダムとイヴをモチーフにする時、よくイチジクの葉を股間におかれますよね。
アレです。引力に逆らって、葉っぱが股間にしっかりと貼りついちゃってる表現方法。
「とろける股間」ここまでくると、ナニが股間についているのかよく判らなくしている表現方法。
このようにカテゴライズしながら、日本における男性裸体像の歴史についてまとめておられます。
読んでいて、美術家にとっては大変な時代だったんだなぁ…と不憫に感じたのは、
明治の彫刻家 朝倉文夫のエピソード。
昔の日展、文部省美術展覧会に展示された朝倉文夫の男性裸体像が
官憲によって、猥褻だと判断され修正を強く命令されました。
結果、朝倉文夫は彫像の性器を切除せざるをえなかった、という
何だか痛々しい(?)お話しでした。
女性の私でも痛々しく感じるんだから、男性なんてもっと痛ましく感じるハズ。
そういや、海外の画家になるけど、
エゴン・シーレが自分の作品、裸婦像が猥褻だと裁判にかけられた時
「この絵は猥褻ではない。この絵が猥褻に見える者の心が猥褻なんだ。」と言いました。
んにゃ~…そのとおり!
昔の日本の官憲に、その言葉がまさにピッタリときますね
彫刻の去勢で思いだしたけど、せいたんの去勢・・・
そろそろ、しないとなぁ…
この前なんか、雌のコが庭先にやってきて窓越しにのぞくせいたんを誘惑しました。
せいたんなんか、もうタイヘン!
その雌のコを追いかけるため、一生懸命に窓をひっかいて開けようとしてたんです
あのコ、また来てくれニャイかなぁ?
こうして毎日、鍛錬しているのをアピールしてるのににゃあ~…。
せいたんにしてみたら、なかなか巡り合えない雌のコが訪れてくれたんだから、
そりゃ必死にもなりますわね
そう思うと、やっぱり早く去勢してあげた方が良いと思うんですが、下男がね…。
病院の先生も男性はあまりペットの去勢に積極的じゃない、と言われてましたが
うちの下男がまさにそのとおり。
しかし、そろそろ考えどきなのは下男も判ってるようなので、
今年中には手術を…させられたら良いなぁ~…と。
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