3rdアルバムで唯一バラードらしい曲『Holding Out』

　今回は、何故か昨日帰宅途中の電車で、Peterが聴きたくなり、いろいろ探しまくって、辿りついた曲『Holding Out』についてのエピソードを紹介します。
　この曲の入ったアルバム『One More Story』との出会いは思い出深く、以前にも紹介したと思いますが、敢えて触れます。
学生時代に、京都市内でのバイトが昼までだったある日。帰りに、バイト先の直ぐそばにあったレコード屋に立ち寄って、いつものように、Peter Ceteraコーナーに行った際、いきなりこのアルバムの輸入版が置いてあったのでした。
　 良く見ると、入り口の新譜コーナーにも山積みになっていて、驚いたのを鮮明に覚えています。あの頃は、このブログの1回目でも述べているように、ずっと当事廃盤の1stアルバム『夢のライムライト』を探し回っていて、まだ手に入れていない頃だったと思います。
2ndに少し飽き、「さよならを言えなくて」で繋いでいたぐらいの、新しいPeterの曲に飢えていた頃。
　しかし、ネットも何も無い当事、Peterがレコーディングしていた事も何も知らずにいたので、突然のニューアルバム発売の事実は衝撃でした。

　でも、実は私はアルバムを買うのはライナーノートが入っている、国内盤が好きだったのと、苦学生ですから2枚買う気はなかったので、そこで買うということは、国内盤は買わない決心でもあり、一瞬だけ迷いました。というのも、確か店員に確認したら、日本盤の発売予定は、それからまだ確か１か月後ぐらいだったからです。
仕方が無く、というか即聴きたいですから、思い切って、輸入盤のアルバムを購入。
（※後に、ライナーノートだけレンタルレコードでコピーしてそのＣＤに入れ、今もその状態となっています。実はコレクターでは無いため、同じ音源のものを購入する意欲があまり無いんです。ここまでの彼のファンなのに変なこだわりです。）

そして、購入してからは、自宅までの自転車での45分ぐらいの道のり！
早く聴きたくて聴きたくて、急いで帰宅したのを覚えています。

そしてそのアルバムの中身は。。。2ndやChicago17とは、少しテイストが異なる内容でした。
1～2曲目はアップテンポで、初めて聴いた時からノリノリで直ぐに気に入りました。
しかし、4曲目からは徐々に『秋の夜』に聴くになじみそうな曲調が続きます。
最後には子守唄で終る構成に、良く寝る前にタイマーにして、聴きながら寝たこともよくしたと思います。
そんな後半の中で、少し違うものの、いつもの彼らしいテイストで、気に入ったのがこの曲『Holding Out』！
バラードらしき曲が殆ど入っていない中で、この曲の曲調と歌詞が気に入って、Peterのフェイバリットコレクションテープに、他のバラードと並べて収録し、聴きまくった曲。
歌詞は以下のとおりで、いつものPeterの未練タラタラ程では無いですが、一途な想いの男の気持ちを歌う内容です。例によって、当事は歌詞をかみ締め聴いていたと思います。

Holding Out／持ちこたえて

僕の心の窓の外には
降りかかる雨の音だけで何もない
それは心を傷つける筈なのに
でも、僕は何の痛みも感じない

ラジオを選曲することで
なんとか今晩をやりすごす
君を僕の腕の中に抱くまで
炎を燃やしながら、暖まり続ける

*
どん底にいながらも、持ちこたえて
いつまでも消えることのない
心の孤島を手に入れた
眠れないだろうけど、目を閉じながら
持ちこたえるんだ

愛は僕を忘れたりはしない筈だから
僕は持ちこたえ続けるんだ

僕はずっと君のことを夢見ていたんだよ
人生のより良い居場所としてね
少なくとも、あと一晩だけなら
君なしでも何とかやっていける

雷なんて怖くないさ
嵐から逃げたりなんてしない
星を降らせて、破壊してしまおう
それがどんなに長く時間が掛かっても
僕はかまわない

*くりかえし

僕には、この世で君以外の恋人なんて有り得ない

*くりかえし

曲がありましたので、リンクしておきます。

Peter Cetera - Holding Out